京都右往左往

京都で彷徨っている

先斗町写真散歩

久しぶりに昼間の先斗町を歩いた。
このところ、このあたりを歩くのは夜ばかりだった気がする。
 
昼間の細い路地は、店先の提灯や看板に灯りが灯らない代わりに快晴の空から差し込む光がそこかしこに綺麗な陰影を形作っていた。
 
夜に比べて格段に多い通行人、主に観光客と見受けられるのだけれども、人混みを避けながらシャッターを切り続けた

 

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深夜ラーメンの魅力を書こうとしたら唐揚げ礼讃記事になった

古い友人と久しぶりに飲んだ。
思い出話に花が咲き、つまみもそこそこに酒がすすむ。
宴がお開きになって、さて帰ろうかという段になって急に空腹を覚える。
某飯テロドラマではないけれど、しばし立ち尽くして「ハラが・・・減った」とつぶやくオッサン2人。
帰り道、終始ウーロン茶を飲んでいた参加者の車を途中で停めてもらい、やってきたのは山科の新幹線高架下。
 
今に始まった事ではないけれど、世の中空前のラーメンブーム。
店主こだわりの一杯だの味集中カウンターだの、厳選素材のスープや麺だの、そして美味い店には行列が。
 
そんな一杯ももちろんラーメンの醍醐味だけれど、飲んだ後にフラリと立ち寄りサッと食べてサッと出る。
そんなラーメンもまた素敵。

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時刻は深夜0時を回っているが、入れ替わり立ち代り客がやってくる。
出てきたラーメンは、京都駅近くで似たようなビジュアルを見かけたような郷愁に襲われつつも、それより肉厚のチャーシューがガツンとくる正統派京都ラーメンの背脂がないパターンのやつ。
一方スープはもう少しパンチが欲しいなと思いつつ、柔らかめの麺と相まって飲んだ後にこれはこれでアリなのか、と。
 
この店、私は初訪問だったのだけど、一緒に行った友人曰く「ここはから揚げが美味い」との事。
そう言っていた友人を見てみると、ラーメンを注文せずから揚げとライスのみをむさぼっていた。
 
「そういうのもあるのか」
と、どこかで聞いた声が頭の中で響いて私もからあげ小と小ライスを注文。

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どのあたりが小なのか、大ポーションのからあげが3つ乗った皿は飲んでラーメンを平らげた腹には見た目になかなかの攻撃力(普通サイズは唐揚げが6個入りだそう)。
小ライスだって50円という値段に騙されそうになるが、しっかり茶碗一膳分はよそわれている。
 
しかし、このから揚げは美味い。
一日200万個の餃子を売る某店のから揚げは胸肉を使うので個人的にあまり好みではないのだけど、こちらはモモ肉。
そして所謂「マジックパウダー」も添えられている。
正直、この時間にこの腹具合では、この美味さでないとから揚げ3個は完食できなかった気がする。
 
ラーメンよりから揚げのインパクトが強烈に残った店。
そういえば昔、この店の並びにまた別のラーメン屋があって、そこのから揚げを食べた事を唐突に思い出した。
 
衣に唐辛子が練りこまれた激辛からあげという、なかなか個性的な代物で、初めて食べた時は「二度と食べるか!」とあまりの辛さに辟易したのだが、翌日になってみると不思議とまた食べに行きたくなる味だった。
今思えば名古屋にある味仙の台湾ラーメンを彷彿させる辛味の系統。
 
確か市内にある別の支店はまだ営業していた筈だから、数十年ぶりに挑戦してみようか

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京都のラーメンはカルチャーだ。―記憶に残る80杯

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沼津内浦写真散歩

 つじ写真館をあとに、最寄りのバス停へ向かう。


 

 
丁度やって来たバスは、メインのバス通りから旧道に逸れてラブライブサンシャインの舞台のモデルとなった中学校のある長井崎という岬を経由するという1日に数本しかないバスだったので、折角だからとそこまで乗ってみる事にした。
 
普段は交通量の多い国道414号線もこの日は順調に流れ、淡島、三津浜、三津シーパラダイスの前を通り長井岬へ。
一緒に同じバスを降りた数人をはじめ、周囲には明らかに聖地めぐりと思われる人の姿もチラホラ。
 
ひとしきり海の風景を撮影すると、時間もある事だしバスで来た道を徒歩で三津まで戻ってみようかと歩き出す。
 
天気は快晴で海はキラキラと美しい。
そんな明るい景色と、海辺の漁師町特有の寂れた雰囲気のコントラストに注目しながら撮り歩く。
 
途中、このあたり特産の柑橘類などを販売する農協の施設、アニメに登場する場所、元々は観光案内所だったけれど今ではアニメファンの交流拠点になっている案内所に寄ったり、久しぶりに時間を気にせず歩いた。
 
本心では日没まで撮っていたいところだったけれど、日帰りなので、長井岬に沈む夕陽を撮ったところで沼津駅行のバスに乗る。
 
沼津駅売店で購入した、家族三人で食べる賞味期限いっぱい分ののっぽパンを抱えて帰路についた。

 

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沼津の中心街を写真散歩

沼津港界隈を散策し、バスで再び沼津駅に戻る。
そもそも今回の旅の目的は、沼津市にある「つじ写真館」さんという写真屋さんが主催するフォトコンテストに応募する為であった。
このフォトコンテストはつじ写真館さんでプリントをしてその場で応募というルールの為、参加するには沼津まで出向く必要がある。
 
今回で3回目のこのフォトコンテスト、過去二回は募集期間に沼津へ向かう事ができずその盛り上がりを外から眺めていただけだったのだけれど、今回は妻が「応募したかったら行ってきてもいいよ」と、菩薩のような言葉をくれたので「写真を提出しに新幹線に乗って沼津へ行く」という旅に出た。
 
そういえば以前も「本を買う為に新幹線に乗って東京へ行く」という旅をやっているのでこういうノリは慣れたもの。
沼津駅から仲見世商店街を南へ。途中脇道に逸れたりしながらコンデジSONY RX100M3)で街をスナップしながら歩いていく。
 
何処の地方都市でも見られるシャッター多めの商店街、夜にはある程度ネオンは灯るのだろうけれど、一時期の繁栄を思うと寂しさが襲ってくる飲み屋街。
そんな街角にアニメ絵の色鮮やかなタペストリーが数多く並んでいる光景というのは、良いか悪いかは別として、これはこれでこの街の「個性」として誇ってもいいのかもしれない。
こんな街の風景、よくよく考えてみれば他所ではあまりない気がする。
 
つじ写真館さんは、フォトコンテストの応募期間最終日という事もあり店内は人で溢れていた。
持ってきたUSBからプリントをし、早々に辞去。
次の目的地に向かう為、近くのバス停に向かった。

 

 

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沼津港写真散歩

 こだまとあまり変わらない停車駅のひかりを静岡で降り、東海道線を東へ。

向かった先は沼津。

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駅に到着して軽くホームなどを撮影し、早速駅前からバスに乗り、まず向かったのは沼津港。
このところ毎回帰省のたびに訪れている気がするけれど、いつも食事をするばかりで周辺をゆっくり歩いた事があまりなかった。
 
港を中心に名物の干物をはじめとした海産物の土産物屋だったり食事処が立ち並び、国内でも珍しい深海水族館があったりと、そぞろ歩きも楽しいところ。
首都圏からもほどよい距離なので、日帰りツアーなどでも多くの観光客が訪れるらしく、ここ数年とても賑わっているようだ。
 
 
そんな沼津港をカメラ片手に撮り歩く。
まずは大型水門「びゅうお」へ。
津波発生時に沼津港内への侵入を防ぐ為に作られた巨大な水門の上からは、晴れていれば富士山の絶景が見られるが残念ながらこの日は雲に隠れて全容は見えず。
その代わり、眼下では丁度漁船からの水揚げ作業が行われており、それを上から見る事ができた。

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びゅうおの下へ降り、ポケモンGOだろうか?多くの人がスマホを手に集まっているのを横目に、今度は港の反対側へ。飲食店や土産物屋が立ち並ぶエリアに向かう。
 
このあたり、ゆっくり歩くのは初めてだけれどほどよい昭和感と観光地特有の高揚する空気感が入り混じった独特の雰囲気で面白い。

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ひとしきり歩いて、お昼時になったので界隈にある沼津バーガーというお店へ。
深海水族館の隣にあるこちらでは深海魚バーガーなども食べられるのだけれど、今回はラブライブサンシャインとのコラボメニューである†堕天使の宝珠†を注文。激辛タコのから揚げなんだけれど、タコが柔らかくてジューシーで、そして激辛で美味い。

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よく考えたらビールに最高なんだけれど、店頭で見かけたPOPに釣られて一緒に注文した朝霧高原牛乳サンデーで口の中を冷やしつつ食べ終え、続いて近くの礒丸というお店へ。
 
 
こちらは店員さん全てが女性という珍しい寿司店。
セットメニューと、沼津といえばやっぱりこれという事で鯵を注文。
一人カウンターで地物をサッと食べてサッと出れる寿司店は、もしかしたら一人旅との親和性が高いのじゃないか、そんな事を思いながら店の外に出ると、次の目的地へ向かった

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ぴあ沼津三島食本 (ぴあMOOK)

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駅の「ホーム」メイドサンドイッチ

来年の4月から3ヶ月間、JR各社や旅行会社が連携して静岡ディスティネーションキャンペーンという観光客誘致施策が行われるそうだ。

hellonavi.jp

 
 
それに伴ってJR東海が企画きっぷを出しているようで、JR東海ツアーズのサイトを見ていたら「ふじのくに家康公きっぷ」というのを見つけた。
 
関西から静岡までの往復新幹線(静岡だから当然ひかりかこだま)に、その周辺の乗り放題切符か近隣施設で使えるクーポンを選択してセットにできるという旅行商品。
 
この商品のありがたいのは、まずぷらっとこだまとほぼ同料金でひかりの指定席に乗れる事。そして最近の企画気切符に多い「2人以上同一行程での使用が前提」というのではなく、一人から使える事。
 
単純な切符ではなく旅行商品として旅行会社で申し込んだりしないといけないとはいえ、日帰りプランの設定もあるので今回はこれを使って「また」静岡県に向った。
 
 
 
学生時代の貧乏旅行癖が抜けず、未だに新幹線に乗る時は基本的に自由席を使う事が多いけれど、今回は先述の旅行商品を使うので指定席。
いつもの自由席に乗る時はホームの一番新大阪寄りに向かうが、今回の指定席は東京方面寄り。
いつもと違う階段からホームに上がり、何か朝食でもといくつか並んでいる売店を眺めながら歩いていると、人だかりのできているお店が目に飛び込んでくる。
 

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店頭に書かれたメニュー表を見ると、どうやらサンドイッチの専門店なんだけれど、店の中を見てみると狭い店内でお店の人が手際よくナイフ片手にパンの耳を切り落とし、具材を挟み、次々とサンドイッチを作っている。
それがまた、次々と店頭に並ぶこれから旅立つ人達の元へ飛ぶように売れている。
店の傍らにはうず高く積まれた京都人御用達のパン屋・進々堂のケース。
 
へぇ、ホームでサンドイッチを作っているなんて面白いなと、私も行列の最後尾に並んでみる。
さすが新幹線のホームにあるだけあって店員さんの手際がよく、あっという間に行列は進み私の番。
ざっとメニューを見渡して、マネーの虎風に言えば無類のポテトサラダ好き、アメトーーク風に言えばポテサラ芸人としては、迷う事無くツナポテトサンドとホットコーヒーを注文。
サンドイッチとドリンクをセットで注文すると100円引のようだ。
 

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果たしてサンドイッチとコーヒーで800円が高いのか、はたまた妥当な値段なのか(私は庶民なので安いとはとても言えない)捉え方は人それぞれだけれど、工場のベルトコンベアに乗って淡々と流れ作業で、どんな人の手によって作られたのかが見えないサンドイッチよりは、目の前で作り手の顔が見え、シャキシャキのレタスの食感も楽しめるこちらの方が、流れる車窓を眺めながら口に運ぶのには良いなと思う。
やはり旅は特別。「ええもん」を食べたいのである。
 
 

美味しいサンドイッチで腹が膨れると、朝が早かった事もありウトウトと眠りの世界へ。
とはいえ眠りは浅く、停車駅に停まるたびに目が覚める。

米原岐阜羽島、名古屋、浜松・・・。
せっかくひかりに乗ったのにこれではこだまとあまり変わらないではないか。
浜松を出た頃にやっと熟睡モードに入ったのだが、気がつけば静岡の手前。
今回の切符で新幹線に乗れるのはここまでなので、降り支度をはじめた

 

 
 

 

BRUTUS(ブルータス) 2016年 9/15 号 [365日、サンドイッチ。]

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サブウェイ BOOK&HEALTHY SANDWICH PASSPORT ([バラエティ])

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富山ブラック初体験

以前はこのブログにもラーメン店に行った記事を時折書いていたけれど、昨年の健康診断でダイエットを推奨されたあたりからなんとなくラーメン店から足が遠のいていた。
 
しかし、そうはいっても旅先である。
富山といえば富山ブラックという事で、帰りのE7に乗る前に富山駅直結の「きときと市場とやマルシェ」なる商業施設内にあるお店に入ってみた。
注文したのは中華そば小(並)750円。

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黒い。確かに黒い。
事前に富山ブラックってどんなラーメンなんだろうと調べていたところによると、なんでも労働者の塩分補給の為に醤油を濃くしたラーメンを作ったのが発祥とのこと。
 
醤油の色で黒いラーメンといえば、京都にも新福菜館という黒いスープの有名店があるけれど、あのお店のスープは見た目に反してスッキリ飲み干せる味。
 
大してこちらは見た目どおりの塩辛さ。
小麦の美味さを感じられる中太のストレート麺に絡むスープがとにかくしょっぱい。
いや、麺とスープはこの辛さならまだ食べられる。
もしくはメニューに載っていた追加トッピングの生卵を投入するか、ご飯を一緒に食べるかすれば一層美味しく戴けたのかもしれないが、ともかく麺とスープは(それでもなんとか)食べられる。
 
しかし、思いがけない伏兵だったのがメンマ。
メンマ自体も塩辛く煮てあるのか、その上噛めば噛むほどに塩辛いスープが染み出してくる。
 
一方肉厚のチャーシューは脂身がほどよい割合で、それほどクドくなく美味しく食べる事ができたのだけど、こちらはこちらでいかんせん量が多い。
よくよくメニューを見てみるとチャーシュー麺の設定がないので、もしかしたらチャーシュー麺の量が基準になっているのではないだろうか。
 
これは確かに労働者向けではある。
私でいうと、今をさかのぼる事○年前。炎天下の屋外で園芸用土の袋やコンクリートブロックを延々と運び、中に着ていたTシャツはおろか制服の作業着にまで塩を吹いてアルバイトをしていた学生時代。
そんな当時なら私も喜んで完食できたかもしれないけれど、いかんせん月日は流れこちとら只の運動不足なオッサンである。
 
最小サイズが中華そば小(並)だったので、家族3人でそれを3杯頼んだのだけれど、案の定子供は完食する事ができず、それはまあ想定内だったので残したものは私が引き受けたのだけれど(こういう事をしているから太る*1)、麺はともかく塩辛いメンマだけは食べきる事ができず、頭の中で平田の声で「しょっぱいお味ですいません」と聞こえた気がした*2のだけど、そんな感じでカロリーの心配より塩分の心配をしないといけないラーメンだった。
 
 
ちなみに京都駅にある拉麺小路の中にも富山ブラックが食べられる店があるそうで、そちらのスープに関してはどうやらあっさり飲めてしまう味との事。
 
今回は発祥の味をそのままを伝える店で本場の富山ブラックを食べたので、今度は一般向けに変化を遂げた(?)味も試してみなければなるまい。

*1:育児あるある

*2:分からない人は周りのプロレスファンに聞いてみよう