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京都右往左往

京都で彷徨っている

びじゅチューン!を見てミホミュージアムに若冲を観に行く

雑記

今年に入ってからNHKEテレでやっているびじゅチューンという番組を我が子がいたく気に入って、家でテレビを見る時は録画をパワープレイしていた。

 

www.nhk.or.jp

 

まだ未就学児なので、出てくる美術作品の本来の背景、技法などはまだまだ分からなくてもいいんだけれど、とにかくこういう美術作品がある、という事を知って、美術に親しむ入口になっているようで、それだけでも見せている価値はあるなと思っていた。

(見せているというか、本人が初回見た時に気に入ってあとは本人が主体的に見たがっているのだけれど)

 

そうなると、本物を見る機会があれば見せてあげてもいいなと思っていたところ、丁度滋賀県信楽にあるMIHO MUSEUMの特別展で、番組内で取り上げられた伊藤若冲の樹花鳥獣図屏風が展示されるという事でこれ幸いといってきた。

 


「樹花鳥獣図屏風事件」

 

ちなみにこの樹下鳥獣図屏風は静岡県立美術館蔵なんだけれど、この静岡県美には同じく番組で取り上げられたロダン地獄の門も常設であり、静岡はなんだかんだと行く機会のある土地なので、こちらに行けば2作品見る事ができる。

けれど、若冲の方は展示期間も限られているようなので、見れる時に行ってしまおうと。

 

初めて訪れるMIHO MUSEUM

名神高速草津田上ICを降りて、田舎道や山道を走ること30分くらいかな。

本当に山の中にある美術館に到着。

 

まず駐車場に車を停め、最寄りの建物でチケットを買い、そこから500mほど離れた別棟が展示館。

この間、電気自動車もピストン運行しているのだけれど、天気もいいのでのんびり歩く。

 

道の両脇には枝垂れ桜が植えられて、春はさぞかし綺麗であろう。

トンネルを抜け橋を渡って徒歩で10分程だろうか。このアクセスも美術館の一部としての見所となっている。

 

とてもフォトジェニックなんだけれど、子供に手を引かれた事や朝イチで行ったにも関わらず結構な人出で他の人が写ったりしているのでブログに上げられるような写真は無く、周りの景色を堪能しながらゆっくり歩く。

・・・帰りの車で相方共々花粉にヤラれてエラい目に遭ったけれど(苦笑)。

 

展示館に着き、 若冲を中心に特別展から常設展までひととおり見て回る。

子供を連れていくと、とかく興味なく大人はゆっくり見る事ができないイメージがあったのだけれど、びじゅチューンを見ていたおかげで子供も何かと興味を持って見てくれたように感じるし、今後親が気になる展示会などがあっても見に連れていく事ができるんじゃないかな、と思えたのは収穫だった。

 

樹花鳥獣図屏風と鳥獣花木図屏風は、私個人としては大学の授業で教材として取り上げられて学んでいたのだけれど実物を見るのは初めて。

 

後から知ったのだけれど、この2双が競演するのは19年ぶりなんだとか。

よく似ているように思える2つの作品だけれど、両方を同時に見て見比べてみるとそれぞれの違いがよく分かって、やはり図録で見るのと実物を見るのとでは大違いだなと思った次第。

 

・・・と現地で思っていたところ、このブログを書きつつ若冲についてのwikiを読んでいたら、そもそもこの鳥獣花木図屏風には真贋論争があるんだとか。

 

伊藤若冲 - Wikipedia

 

詳しく気になる方は上記リンクを読んでいただきたのだけれど、もし作者が違うのなら私の感じた色遣いや筆致の違いにも納得はできる。

ちなみに上記リンクの文章の中に出てくる、本物だという説を唱える辻惟緒という先生はこのMIHO MUSEUMの館長だそうで、それでこちらの作品も展示できることになったのかなぁ、と。

 

こうやって一つの作品から芋蔓方式に色々な情報に飛んで想いを巡らせていけるのは楽しいこと。

私個人としては美術品の楽しみ方としてそのものの美しさを見るのもさることながら作品の背景を色々紐解く事が大好きなので、謎の多い作品などは大好物。

 

と、若冲の話はキリがないのでこれくらいにして。

 

これまた番組で取り上げられた洛中洛外図屏風も展示してあった。

番組で紹介されたのは舟木本だったと思うのだけれど、今回展示されていたのは所蔵が書いていなかったので個人所有のものであろうか。

それでも洛中洛外図屏風だと子供はすぐに分かったようで、大したもの(←親バカ)。

 

帰りがけ、ミュージアムショップを見ていると「若冲 ぬりえ どうぶつえん」というぬりえ本が子供の興味を引いたようなので購入。

 

 

本人としては、中を見て「ちょっと難しいな」と思ったようだったけれど、もう少し大きくなったらやりたいとの事だったので、親としては買わない理由は無い。

帰宅して奥付を見ると初版が2016年3月6日・・・今日になっていて、いいタイミングでいい本が出たものである。

 

相方とも話しているのだけれど、次はびじゅチューンのDVDブックを買わないとな

 

びじゅチューン! DVD BOOK

びじゅチューン! DVD BOOK