京都右往左往

京都で彷徨っている

京都タワー、上から見るか下から見るか(上から編)

先日、京都の駅前にある某家電量販店に行きました。
売場の上の階にある駐車場は満車で、初めて屋上駐車場に停める事になったのですが、すぐ隣にある京都タワーが遮るものなく目の前に聳え立って見えるのですね。

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買物に出かけただけだったのですが、こういう時でもコンデジなら常時携帯しているのでササッと1枚撮影。
ゆっても駐車場なので三脚を立てる訳にいかないので、まあこれはこんなものかな、と。
 
そんな感じで買物に向かった訳なのですが、お目当ての物を購入して昼食を食べた所で家に帰るにはまだ時間が早かったので、なんでかその場のノリで「京都タワーにのぼろう」という話に。
 
聞けば他県出身の相方は修学旅行で2度も京都に来た事がある*1のにも関わらずのぼった事がないそうで*2、じゃあ一回のぼってみましょうかと。
さっきは下からタワーを眺めたから上から眺めるのもまた一興ではないですか。
 
 
京都タワー、かくいう私ものぼるの何年ぶりだろ?
確か10年近く前にこれまた友人(男・それも10歳くらい年上のおじさま)と京都駅で会う約束があって、その時もその場のノリでのぼったっけ。
その前は幼少期かな。
地元民なんてそんなもの(笑)。
 
小さい頃、今の京都駅ビルができる前は大阪方面におでかけして京都に帰ってくると、駅のホームから夜空に真っ赤に光る京都タワーが見えたもので、それが子供心になんだか怖かったイメージがあります。
なんか赤く光る巨大な塔って怖くない?
 
個人的な話ですけど、同じような感覚は、高校の頃初めて乗ったムーンライトながら・・・じゃない、当時はまだ全席自由席の大垣夜行でふと目が覚めた夜明け直後の大船駅で見た大船観音の巨大さにも通じるというか・・・。
大船の駅前にあんな巨大な観音像があるとか知らなかったので、寝起きでいきなり目の前にあれが飛び込んできた衝撃といったら今でも忘れがたく。
 
話が逸れましたが京都タワー
ちょっとこの記事を書くために公式サイトを覗いてみました。
設計は山田守という、有名なところでは日本武道館を手がけたのと同じ方の設計で、鉄骨を使わないモノコック構造という造りだそうで、無鉄骨建築としては世界一の高さだそう。
そしてあの独特な外観は、よく京都だからローソクの形を模してると言われますがそうではなく海の無い京都の街を照らす灯台をイメージしているそう。
地下に大浴場があるのも有名で、朝は7時から営業しているので深夜バスなどで朝京都に到着した旅人が汗を流すのに重宝されています。


 

そんな京都タワーにいよいよのぼります。

タワーの下部分はデパートやホテルになっていて、1階は名店街として昭和な「ザ・土産物屋」な感じで京都土産などを売っていた記憶があるのですが、この時はなんだか改装しているようで入れず。

 

 

エレベーターで上に上がります。

エレベーター内のこういうステンレスの表示板、開業当時は近未来を意識してたんじゃないかなーと思ったんですけれど相方には同意を得られず。

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エレベーター内も京都っぽい(←感想が雑)。

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前述のように鉄骨を使っていないのでタワー部分は外が見えない構造。

東京タワーなんかはエレベーター内から外が見えて、だんだん自分の目線が上っていくのが分かった記憶があるのですが、京都タワーの場合エレベーターの扉が開くといきなり空中の世界に飛び出す感覚があり、それはそれでいいものだと今回感じました。

 

 

北方向、向こうに伸びる烏丸通と眼下に見えるのは東本願寺

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南側、京都駅のタクシーロータリーかな?

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展望台の枠をあえて入れて南を撮影。

写真では白飛びしていますがこの日は天気もよく、大阪平野まで一望。

あべのハルカスも見えました

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鳥の目になった気分で真下を撮影。

さきほど車を停めた駐車場です。

ちなみにワタクシ、高所恐怖症でございます。

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京都タワー、近年改装されて内部が綺麗になったとはいえ、まだまだ現役メダリオン

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展望台の景色を満喫して下に降りてきました。

タワー部分と下部のビル部分の間で一度エレベーターを乗り継ぐのですが、そこから見えたビル屋上の排気口かな。

こういうウネウネしたのが好き

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このタワー下部部分には昔ちょっとしたお化け屋敷がありまして、タワーに上ると半強制的に中を通らないといけないんじゃなかったかな?

いまから思えばショボい(失礼)お化け屋敷だったんだろうけど子供にとっては嫌だったなぁ。

昔からの京都人には「京都タワー=お化け屋敷」という印象の方も多いのか、翌日子供が保育園の先生に昨日京都タワーのぼったよと伝えた際の先生の第一声が「お化け屋敷ってまだあるの?」でしたもの(苦笑)。

 

 

という訳でビル内のエレベーターもまだ昭和の名残がかろうじて

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一方、エレベーター内のイラストは、イルカが跳ねてるんで近年描き変えられたのかな?

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こんな感じで、たまには「エエやん近場のベタ観光*3」もなかなかよいものでした

 

 

 

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ライカと歩く京都 (京都しあわせ倶楽部)

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*1:小中高3度の内2度が京都ってのもちょっとかわいそうな気がしないでもない

*2:そもそもイマドキの修学旅行生って京都タワーなんかのぼらないんだろうか?

*3:数年前の地元情報誌Meetsの特集タイトル