京都右往左往

京都で彷徨っている

クレマチスの丘でのんびりとした休日を過ごす

今年もゴールデンウイークは妻の実家への帰省を兼ねて恒例の静岡伊豆旅行。

今回は期間中、特にどうしても行きたい場所や行きたいイベントもなく、さてどこへ行こうかと悩んだ時に、水族館方面も人が多いだろうし、ましてや沼津港は車も停められないくらいの大混雑っぷりというのを聞いていたので、そういうことならば逆に「のんびり過ごす」という事をテーマにして、向かったのは長泉町にあるクレマチスの丘。

ここは新東名高速道路の北側、愛鷹山の裾野にある広々とした公園。

www.clematis-no-oka.co.jp

園内は広く、美術館が4館(内1館は休館中)やレストラン、ショップと見所が豊富。

写真好きとしては、IZU PHOTO MUSEUMが気になるところだったけれど、残念ながら改修工事のため一時休館中とのことで、今回は園内の施設の中でも「ヴァンジ彫刻庭園美術館」を中心に見て回ることに。

 

 

駐車場に車を停め、美術館へ向かうとまず出迎えてくれたのが満開の藤の花。

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美術館入口に向かうと、嫌でも目に入る存在感抜群の草間弥生作オブジェ。

気がついたところ、草間弥生作品はここだけでしか見なかったけれど若干唐突な感じがしないでもない。

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ヴァンジ彫刻庭園美術館の入口にあるタイル画。

この美術館は、イタリアの現代具象彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの、世界で唯一の個人美術館だそう。

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入場口を入り、まずは屋外彫刻が点在する庭園を歩いて建物の方へ向かう。

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そこかしこに彫刻作品が。

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館内に入ると、企画展「ミッフィーのたのしいお花畑 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展」が開催中。

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これだけでミッフィーと分かるのもすごいところ。

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館内を見て回り、順路は庭の方へ。

クレマチスガーデンと名づけられた広々とした庭園は、丁度見ごろのクレマチスを中心に様々な花が咲いている。

 

最近流行の(?)ネモフィラ

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クレマチス

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花火のような咲き方。

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来場者は多いんだけれど、とにかく広々としていてのんびりできる。

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ひととおり散策して館外に出ると、時刻はお昼時。

園内には数箇所レストランがあるのだけれど、何処も混んでいる。

そんな中選んだのはうつわ茶房KEYAKIというお店。

www.tessen.jp

同じ建物の上階にある日本料理テッセンというお店と同一の厨房で作られているそうで、ランチ3500円くらいからのそちらに比べれば比較的リーズナブル。

 

さすがに連休のお昼時なので、受付に名前を書いて最終的に食事にありつくまで1時間近くかかっただろうか。

とはいえ店の人も、混んでいる中でも余裕を持った接客をされていて、待っていた時間の割にそこまでストレスは感じなかった。

 

お腹を空かし通されたテラス席でいただいたのは、自家製てこねハンバーグ御膳1800円。

 ハンバーグにご飯、味噌汁、サラダに冷たい茶碗蒸し。

ハンバーグは肉の旨味が感じられて美味しいのは勿論、冷たい茶碗蒸しが初夏の陽気に汗ばんだ身体に嬉しかったし、味噌汁も手まり湯葉というありきたりではない実が入っていたりしてちょっと特別感を感じられたり。

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デザートに和三盆糖を使ったソフトクリームまで注文し、とにかくゆったりとした食事に大満足。

 

美術館もそうなんだけれど、最後に立ち寄ったレストランの混雑時における子連れ客への気配りがとてもよく、満足した気持ちで帰路につく。

当初の目的どおり、「のんびりできたな」と思えた休日だった