京都右往左往

京都で彷徨っている

今西軒のおはぎ初体験

京都でおはぎといえば今西軒、今西軒といえばおはぎ、というほどに有名なおはぎ専門店の今西軒さんではあるが、元来行列に並んでまで物を買うというのがあまり好きではない上に、京都にはここでなくても美味しいおはぎを作っている和菓子屋などいくらでもあるので今まで利用した事はなく。


そんな中、何かでこのお店のことを知って食べてみたいと奥さんが言い出し、それと同じようなタイミングで客人が我が家に来るという日があったので、それではという事でお茶菓子にしようと烏丸五条に向かった。


その前に京都駅で用事があったので、お店に到着したのは10時半頃。
噂に聞いた行列は姿かたちも無く、店の前は静寂に包まれており、「あれ?」と思って店の前のショーケースを覗いてみるとその理由が分かった。

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きなこ売り切れ。
なんのことはない、9時半に開店して1時間ほどでおおかた行列の人々は買いきった後だった様子。
店頭に残っていたこしあんつぶあんをそれぞれ購入し、家路についた。

 

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一旦所用があって、先に食べた奥さんがとても美味しかったとの感想を聞き、楽しみに食べたけれど、確かにこれは並んででも食べるなあ、と。


割って断面を見てみると、一般的なおはぎより明らかにあんこの比率が多く、それでいて甘すぎずしつこくない絶妙な甘さ加減。
こしあんつぶあんの2個をペロリと食べ、もう少し欲しいなと思ったくらい。

 

例えば今のタピオカしかり、一過性のブームにできる行列には並ぶ気になれないが、数十年数百年と続く老舗の行列には、それなりに行列ができる訳があるという事を再認識したのである。

 

 

 

それにしても、相変わらず自宅で食べ物の写真を撮るとまったく美味しそうに撮れないな・・・(下手)

 

京都のフォトジェニック和菓子 (淡交ムック)

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