京都右往左往

京都で彷徨っている

京都文化博物館でせめてもの祇園祭気分

今年はいつもと違う祇園祭
ここ数年、7月17日の夜は神幸祭の神輿を撮りに出かけてたので家にいるのは久しぶりで変な気分。

 

今年は山や鉾も建てられず、我が家に関しては粽もクラウドファンディングで本来巡行・神幸祭があった筈の日である17日に佐川急便で自宅に送られてくる始末。

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そんな17日を自宅で過ごした翌18日。

自分の中であまりに祭り気分が無いのと、展示が良かったという評判を聞いたので京都文化博物館で開かれている「祇園祭●京都の夏を彩る祭礼●」展に出かけた。

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この特別展、元々は今年の春頃開催予定だったのが新型コロナウイルスの影響で中止となり、本来ならその展示品はそれぞれの山や鉾の保存会など所有者に返却され実際の巡行や会所飾りに使われる筈だったところ、その後祇園祭山鉾巡行も中止になったのでその大半を引き続き借り受け期間を変更して展示されているというもの。


実際に使われていたり過去に使われていた飾りや資料が大量に一堂に会し、そして至近距離で鑑賞できる機会はそうそう無いのではないかと思う。

 

例えば懸装品の実物とその下書きである円山応挙の屏風が並んで見れたり、御神体の神面や神体人形、長刀鉾の稚児衣装が展示されてたり、細かい細工が施された山や鉾の金具がその技工を間近で観察できる距離に置かれていたり。

 

期せずしてこれを本来の祭り期間中である今見学できる有り難さを感じた。

 

大ボリュームの展示を見てまわり、昼食は博物館1階に降りて有喜屋さんでたぬき蕎麦を。
展示室の空調で微妙に冷えた体に嬉しい、夏でも時々食べたくなる京都の味

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帰りは腹ごなしに錦市場へ寄り道。

アーケード内は休んでる店もチラホラありつつも、土曜にこれくらいならちょうどいいよね、というくらいの人出。

 

前が異常だったとは思うが、とはいえ数日前に錦を通った妻によると平日はヤバいくらいに人通りが無かったと言っていたので難しいところ。

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木村鮮魚店さんで夕食用に刺身を買ったり、久しぶりに池鶴果実さんに寄って生絞りのスイカジュースなどを子供に買ってあげたり(ブルーベリートレインなるメニューが気になったけど、材料切れらしく残念)。 

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これくらいの歩きやすさなら、またちょくちょく買物に来ようかなと思うし、鳥清さんの前を通った時に強烈に香ってきた照り焼きの匂いを嗅いでしまったので、次はそれを買おうと心に誓う。

 

 

翌日は八坂神社へ。

毎年目にしていた神輿を今年は見ないのもなんともいえない気分になるので、神輿庫に鎮座する神輿に参拝。

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しかしこの時期、四条寺町の御旅所にあってこそだし、なんとも寂しげに見えた

 

 

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