京都右往左往

京都で彷徨っている

令和五年 祇園祭先祭宵山の朝

酷暑の中、4年ぶりに例年通りの形態で行われる事になった祇園祭

先祭は3連休に重なったということもあり、多くの人出で賑わいましたが、相変わらず人混み苦手というのと暑さを避け、宵山は早朝まだ各会所も開いていないような時間に回ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静かな朝の祇園祭も良いものです

 

 

富山でスタバに行ったり撮り鉄をした話

高山線のHC85とキハ85を乗り継いで到着した富山駅

305f.hateblo.jp

 


前回、家族で富山県美術館に訪れたのが2018年の春だったので4年ぶり。

 

次に乗る予定の列車まで1時間くらい時間があったので、少し富山の街を歩いてみます

 

富山駅北口を出て少し歩くと、丁度LRT富山港線ポートラムが走っていきました。
近未来的な車両で格好いいですね

 

少し歩くと、なにやらイベントの準備が行われていました。
こういうアンブレラの光景に遭遇するのも初めてなので少し撮影

 

 

さらに歩くと、ほどなく今回の目的地「スターバックスコーヒー富山環水公園店」に到着。
全国に点在するスターバックスの特別な店舗であるリージョナルランドマークストアの中でも、こちらはスターバックスのストアデザインアワードで最優秀賞を受賞した事で世界一美しいスタバとも言われ、前回の富山訪問時には訪れることができなかったので今回念願かなって初の訪問

 

そんなに大きな店舗ではないのですが、運よくテラス席が空いたので環水公園の美しい風景を眺めながら優雅に昼食

 

 

帰りもポートラムを撮りつつ・・・

 

駅に着いても電車の時間ギリギリまで撮り鉄をしていました

 

 

 

 

 

 

ここからは北陸新幹線に乗って一路東京へ

 

 

 

特急ひだキハ85系に乗り納めした話

慌ただしく高山駅に戻り、次に乗車するのは11時3分発特急ひだ3号富山行。

 

305f.hateblo.jp

 

先ほどまで乗っていたデビュー直後のHC85に代わり、今度は引退も近いと思われる*1キハ85系

 

こちらは1989年デビューの古参車両。車内はそれなりに静かなものの、やはり加速時やのぼり勾配ではディーゼル車特有の唸るエンジンの振動を感じられる。

 

ほぼ満席だった岐阜~高山間と打って変わって今度は50%ほどの乗車率で、のんびり車窓を眺めながらの鉄道旅

 

途中停車駅の猪谷の駅前で見かけた建物。
こういう建物、好き

 

飛騨の山並みを抜けて、富山県の平野部に差し掛かりました。
砺波平野というんでしたかね

 

シャンソン(散村)歌うの誰や?チューリップと波平や(砺波平野)」

という有名な語呂*2により、このあたりは散村集落でチューリップの栽培が盛んな砺波平野だという事を覚えた人も多いでしょう(?)

 

高山から1時間半ほどで終点富山に到着。
ホームの駅名表はあいの風とやま鉄道のものになっていました

 

先ほど高山駅では時間が無くて写真が撮れなかったので、こちらで写真撮影

 

 

この独特の先頭車両も見納め

 

 

・・・と、この時は思っていたのですが、その後京都丹後鉄道に4両が譲渡される事に

raillab.jp

 

KTRなんて自宅と同じ京都府内なので、どうやらまたお目にかかる機会もありそうでなんともうれしい限りです

 

 

*1:当時

*2:水曜どうでしょう「試験に出る石川・富山より」

リニューアルしたJR高山駅に初訪問した話

HC85の初乗車を済ませ、降り立った高山駅

 なんだかんだで10年以上訪れない内に建て替えられて、立派な橋上駅舎になっていました

 

駅構内はHC85デビューの歓迎ムード一色。
この絵柄がNEW特急ひだデビューのキービジュアルなのでしょう、先ほど美濃太田駅でお見送りをしてくれたJR東海の職員さん達が振っていた旗もこの図柄でした

 

飛騨特産の物でしょうか、木材をふんだんに使って明るく広々とした改札内

 

飛騨の家具の展示スペース。
所謂飛騨の匠の流れを受け継いで、木工家具がひとつの産業となっています

 

反対側には飛騨地方の観光案内スペース

 

改札を出ると、高山祭で使われる祭屋台のレプリカが展示

 

一位一刀彫を使った細かい細工を間近で見ることが出来ます

 

 

という事で、新しくなった高山駅の橋上改札。

 

駅の外へ出るために降りる階段はガラス張りの高い吹き抜けになっていて、ここにもHC85デビューの垂れ幕

 

JR高山駅外観。
旧駅舎の写真は撮っていなかったので手元にないですが*1、本当にモダンな建物になりました

 

さて、駅の外に出たものの、今回はこの後の行程が詰まっているので高山駅での乗り継ぎ時間は47分。
ホームに停車しているHC85や新しくなった駅をゆっくり撮影していたのでこの段階で時間の余裕は25分ほど。

何かをしたり、何処か店に入る時間も無く、とりあえず急ぎ足で駅前から国分寺通を中心街の方へ。
10分程歩いて本町三丁目商店街、鍛冶橋の交差点までやってきました。

 

ここは、すぐ近くで中学時代延べ2週間ほど滞在した思い出の場所

 

宮川にかかる鍛冶橋の上から、名物の宮川朝市の立ち並ぶテントを眺めたところで時間切れ。
ここで泣く泣く引き返します

 

鍛冶橋のたもとにあるみたらしだんごの二四三屋(ふじみや)さん。
滞在中ほぼ毎日食べていた思い出の味も、今回は時間が無く指をくわえて素通り。
一般的なみたらし団子の甘辛いタレではなく、高山のみたらし団子はたまり醤油に漬けて焼く香ばしい味

 

駅に戻る道すがら前を通ったファミリーストアさとうという地元密着スーパーマーケットや、高山名物の中華そばだと桔梗屋さんやつづみそばさん、飛騨牛も手軽ににぎり寿司で食べ歩きのできる本町通の梗絲(きょうし)さん、鍛冶橋交差点のそばにあるというペンショップイマイという文具屋さんもちょっと気になっていたし、ほかにもゆっくり訪れたい場所が沢山ある飛騨高山の町を後ろ髪ひかれながら後に

駅に戻り改札横の待合室内にある売店を覗くと、全国の駅弁の中でも私が個人的に好きなランキング上位の飛騨牛ローストビーフ寿司もあったけど、まだお腹が空いていなくてそれも買わず。

 

本当に高山に何をしに来たのかという感じでしたが、ホームに降りて到着していた次の列車に飛び乗ったのでした

 

るるぶ 飛騨高山 白川郷 '23 (るるぶ情報版地域)

 

*1:googleストリートビューを使うと見れます。便利な世の中だ

特急ひだHC85に初乗車した話

相変わらず更新が滞っているブログですが、過去の旅行記も少しづつ書いているところ。

 

JR高山線を走る特急ひだ号に仕様されていたキハ85というディーゼル車が引退し、HC85というハイブリッドディーゼル仕様の新車に置き換わる事になるというので乗りに行った昨年のおはなし。


HC85の運行開始日、2022年7月1日の翌日に丁度東京へ行く用事があったので、高山線経由で東京に向かおうと早朝の東海道線で岐阜へ向かいました*1

 

京都から特急ひだに乗ろうとすると、通常は新幹線で名古屋まで行って名古屋始発のひだに乗り換える、もしくは1日1往復走っている大阪発高山行直通の通称「大阪ひだ」に京都から乗るのが一般的なのですが、今回は久しぶりに好きな車窓である東海道線米原~大垣あたりをのんびり乗りたくなり、家から普通電車で約2時間かけて岐阜へ到着。

 

ホームの乗車位置案内も早速HC85仕様になっていてワクワクします

 

8時5分、定刻どおり特急ひだ1号高山行が入線

 

先代であるキハ85の特徴的な先頭車両に比べるとシンプルな感は否めませんが、実際に見てみると洗練された感じで思った以上に格好いい印象。

 

側面表示板も勿論幕からLEDになっています

 

取ってあった指定席は進行方向左側の窓側。
その通路側には始発の名古屋から早くも缶ビールを開けて爆睡しているお客さん。
通路を挟んで反対側にいた同行の方に声をかけていただいて通してもらい無事乗車も、この人終点に着くまでずっと爆睡しておられました。
折角の新車なのに勿体無い。

 

岐阜を出た特急ひだは、途中の美濃太田あたりまで濃尾平野の比較的平坦な路線を結構なスピード感で軽快に走行。
ハイブリッド車は実際に乗ってみると、ディーゼル車に比べて加速も良くて走りが軽い印象。
その分、高速でポイントを通過する際は車体が細かく左右に振られて若干酔いそうになる感覚も個人的にはありました。
前評判通り走行中の車内はキハ85に比べると、それはもう静かなもの。
それでもひじ掛けに手を置いてみると、そこから手に伝わる細かい振動はディーゼル特有のものが感じられます。


車内前方の画面には今エンジン駆動なのかバッテリーアシストで走っているのかの案内が逐一表示されていてエコな車両であることをアピール

 

岐阜を出て最初の停車駅である美濃太田では、駅員さんや保線の方が旗を持って歓迎ムード。
デビュー翌日でもこんなのがあるとは思っていなかったのでちょっと嬉しいですね

 

美濃太田を出ると、車窓には飛騨川の流れが見えてきます。
高山本線はこの川に沿って飛騨の山深いところへどんどん分け入っていきます

 

この一帯は飛水峡と呼ばれる景勝地で、車内でも観光案内が流れます

 

観光案内といえば、HC85デビューに際しての期間限定なのか恒常的なものなのかはわかりませんが、岐阜高校のESS部の生徒さんによる英語の観光案内放送もありました。これから外国人観光客の乗客が増えてくることを考えるといい取り組みですね。

market.jr-central.co.jp

 

高校生の「ようおいでんさった」という飛騨地方の方言を交えた観光案内を聞きながら美しい車窓を眺めながら走り、列車は途中の飛騨金山駅で対向列車との行き違いで運転停車
この街には筋骨めぐりと呼ばれる、今なら違法建築だろうと思われる密集した昔ながらの路地が続く街並みがあるそうで、以前から興味はあるのですが今回は先を急ぐ旅なのでまたの機会に。

hidakanayama.com

 

それにしても停車中の車内から駅前の「WELCOM」という昭和の香り漂う看板を見ただけでも、歩いてみたい欲を搔き立てられます

 

飛騨金山も発車。
先ほどの飛水峡に比べると、水の流れが穏やかになってきました

 

 

さすがにデビュー翌日という事もあり、沿線にはカメラマンの姿や物珍しそうに列車の通過を眺める地元の方らしき姿も見られました

 

 

岐阜から2時間ちょっとの列車旅で、終点の高山駅に到着。
丁度HC85の車内から待避線に停まっているキハ85が見えました。
新車の中から旧車を望む光景

 

他のお客さんが降りたところで手早く車内も撮影。
天井は間接照明で明るい雰囲気になりました

 

グリーン車のデッキ部には飛騨の工芸品が展示されているようです

 

岐阜駅乗車時にはゆっくり撮れなかった外観もじっくり観察

 

誇らしげに輝くHYBRIDの文字

 

かたや、引退も近い*2キハ85と普通運用に使われているキハ25

 

貫通車と非貫通車が混在していたキハ85と違い、HC85の先頭車両は全て貫通車なので連結部は綺麗なシンメトリーになりますね

 

高山に到着したひだ1号HC85はホームに10分程度停車していたでしょうか。
その後岐阜方面に回送していったので、私も駅を後にすることにしました

 

 

*1:普通に考えると京都から東京へ行くのに高山線北陸新幹線経由というのも酔狂な話ではありますが、乗り鉄としては大したことではない

*2:当時

大津市坂本の春

例年になく早く咲いて早く散った印象の今年の桜。
満開のタイミングで今年初めて訪れたのは京都のお隣、大津市の坂本というところ。
比叡山の麓に広がるこの一帯は日吉大社を中心に比叡山延暦寺の関連寺院なども多く歴史のある街。
いつものように寺社の拝観が始まる前の静かな時間にカメラを持って散歩に向かいました。

 

観光駐車場に車を停め、まず向かったのは日吉東照宮
急で長い階段を上がると権現造りの本殿が現れます

 

満開の桜と眼下には大津の町並み、そして琵琶湖

 

 

日吉東照宮を後に、急な階段を恐る恐るおりてそのまま急な坂道をくだっていきます。
このあたり、背後から続く比叡山からの傾斜で結構な斜面

 

場所柄、比叡山延暦寺の関連の延暦寺学園の関連施設も点在。
学校施設に桜はつきもの

 

 

もちろん寺院も点在。
この時間、早くも京都の街中は混雑だろうなぁと思いながら、その喧騒とは真逆の静けさの中散策

 

日吉大社から降りてくる道路沿いの桜並木も見頃

 

 

 

 

日吉大社の前まで行って、車に戻りました

 

 

最後に明智光秀ゆかりの寺として有名な西教寺
以前中には入ったことがあるので今回は外から満開の桜を眺めただけ

 

とにかく、特に朝は同時期の京都に比べて嘘のように静かな大津市坂本。
今回は営業時間前だったので寄りませんでしたが門前の蕎麦も有名ですし、来年はさらにじっくり訪れたいところ

 

 

2023年京都・一条戻橋の河津桜

京都で早咲きの桜というと何ヵ所か有名なところがありますが、堀川の一条戻橋のたもとにある河津桜もそのひとつ。
一条戻橋といえば、安倍晴明の伝説があったりもしますね。
すぐ近くにはゆかりの晴明神社があって、連日修学旅行生の姿を見かけますが、実は私自身は未訪だったりします。

 

そんな一条戻橋の河津桜

 

 

 

 


早朝の静かな雰囲気で堪能しました