ブログを色々読み漁っていたら、なんだか懐かしい店の名前を見かけた。
ご他聞に漏れず行ったなぁ、と懐かしい気持ちになったのだけど、よく考えたらこの店に行っていたのは大学卒業後の20代後半くらいだった。
マルイ裏・・・当時はまだ阪急裏だったか。
このあたりには京都でのカフェブームの火付け役と言ってもいいんじゃないかと思われる「boogaloo cafe」や、路地の奥の隠れた名店「あっぱれや」など、訪れる事の多いエリアだったのだけど、この店の存在はまったく知らなかった。
友人に連れて行かれたんだけれど、京都のアングラな大学生が溜まる場所、というイメージそのままの雰囲気の店で、初めて入った時は「うわぁ」ってなったのを憶えてるし、その後出された料理の美味さに「うわぁ」となったのも憶えている。
確かに壁中にフライヤーなんかが貼られまくってたし、私もなにかステッカーの類を貼った記憶がある。
記事中にもある皿うどんも毎回のように食べた。
皿うどんというと長崎の、パリパリの麺にあんかけの具材なイメージなんだけれど、この店のは麺が細めのうどんそのものだったんじゃないかなぁ。
このテの店は(特に京都ならという事もあるだろうけど)再開発で立ち退きでも無い限りずっとその街にあり続ける鵺のような存在だろうとは思っていたけど、あれから10年近く経って案の定まだ残っていたのかと感慨深い。
なんならあと10数年、我が子が大学生になってもまだ残っているんじゃなかろうか。
いや、結構本気で。
それが京都という街なのかな、なんて。
ま、もう一回行きたいかと言われればこの歳になって店の客層的に浮きそうな気もするし、若干二の足を踏まないでもないのだけど(苦笑)