ノリと勢いというものは大事な物で、昨日の朝twitterの海を彷徨っていたらこういうツイートを見かけまして。
山科「夜鳴きや」京都ラーメンのひとつの完成形。個人的にも原点のひとつで三年ぶりに来れて感慨ひとしお。現在火~金曜の昼のみ営業。 pic.twitter.com/9ZcEUR1plo
— はつゆき (@HatsuyukiBlue) 2016年5月17日
京都に旅行されてた方が山科の夜鳴きやというラーメン屋を訪れたツイートだったんですけれども、それに対して
今は火〜金営業なのか。覚えておこ>夜鳴き
— no_pop_pang (@n_m_res) 2016年5月18日
こういう反応をしたのですが、その一連を見た相方が「ラーメン食べたくなった」と。
丁度昨日は休みだったので、二人ランチデートと洒落こんでみました。
ラーメン屋行くのなんて別に洒落てなんていないんですけれども、子供もいる共働きが夫婦二人だけで食事に行く機会もそんなにしょっちゅうある訳ではないのですよ、ハイ。
という訳で京都山科の夜鳴きやです。
昔から山科でラーメンといえば夜鳴きやと真っ先に名前が挙がるお店でした。
かれこれウン10年前、私が学生・・・それも小学生か中学生の頃に2度ほど行った記憶があるのですが、なにせ当時は営業日がよく分からなくて行っても開いてないという事もあった気がします。第○●曜日定休なんて言われると、キッチリ覚えていない限り開いているか自信ないし、当時ネットなんて無かったですし。
その後、建物を綺麗にされて話によると代替わりされたとか。
当然(?)どんなラーメンだったかもほとんど記憶にない。
よくよく考えると、京都の中心部から少し離れた山科*1の、それも電車の駅から徒歩だとちょっとしんどい距離*2にある住宅街の中のお店が、代替わりを経て通算40年近く営業を続けているという事実は、それだけで美味しいんじゃないかと思えてしまうのです。
行ってみると、確かに以前は男性が厨房に立たれていた記憶がありますが今回は女性とその母親でしょうか、2人で切り盛りされていました。
食べログなどを見てみると、どうやら前の店主の娘さんなんだとか。
お昼の12時過ぎ、店内はほぼ満席も5分ほど待って着席。
メニューは中華そば・大盛中華そば・焼豚麺と「めし」のみの潔いラインナップ。
ここは素直に中華そばを並で注文。
ほどなく現れた*3一杯は、奇をてらわない見た目の一杯。
スープを一口すすると、タレの醤油が前面に立つ感じのスッキリした旨味でクドさはなく、食べる前からスープも飲み干す事が予見できる感じ。
背脂も載っているんだけどギトギト感はなかった。
麺は細目のストレート。個人的には細麺好きなのでありがたい。
有難いといえば上にたっぷり載せられた青ねぎ。
もしも芸人だったならアメトーークのねぎ芸人回に呼ばれるであろう程のねぎ好きの相方は歓喜してた。
そして焼豚はほどよく肉厚で大判のが2枚。
これだけボリュームがあると、焼豚麺じゃなくても私なんかは充分。
脂身が少なめなのも私好み。
これは、ラーメンにもいいけど「めし」を注文してご飯に載せて食べても美味しそうだなと。
ご飯と言えば、カウンターの上に取り放題のたくわんが置いてあって、これがなんとも美味いんだ。
ホント、次に行ったら「めし」も注文しよう。
このところ色々と特徴のあるラーメンやつけ麺ばかり食べてきたけど、たまにはこういうシンプルなのもいい。
むしろこういう飽きの来ない味だからこそ長い間地域に愛された店なのかな、と思い再訪を誓うのでした。
勿論スープまで完食。ごちそうさまでした