あとがきにあるように、書いてある事はざっくりいうと
「一汁一菜でいいんだぞって、それだけでいいんだぞって言いたかっただけ」
という事。
一汁三菜なんていう言葉に縛られず、自分のできる範囲で食事を作ると。
具たっぷりの味噌汁に白ご飯があれば栄養は大丈夫なんだから、日々の料理が負担になって暮らしがしんどくなるよりは、一汁一菜で日々の暮らしを豊かにしましょうという内容。
あと、この本の中で感銘を受けたのは、世界遺産の和食は割烹や懐石ではなく日本の家庭料理という事。それはもっと世界に誇るべきなのだなと思った
特集は「鉄道写真の深淵」
掲載号が冬というのと、廃線問題があるからか北海道の鉄道写真が多めだった印象。
それより、この号はなんといってもネットでの盗作写真に対しての「損害賠償&削除要請マニュアル」。
各方面で反響を巻き起こしているようでうすね
写真点数も多いんだけど、それ以上にインタビュー、撮影ドキュメント、対談がボリュームたっぷりで満足。
別企画で梅佳代さんのロングインタビューもあるのでファンの方は嬉しいんじゃないでしょうか。
特集は「温泉天国。」
温泉と近隣の美味いもの・酒をセットで提案するのはMeetsの真骨頂だけど、今回はモノクロページにこそMeetsの真髄を見た気がする
高杉さん家のおべんとうの柳原望の新刊は、前作と同じ名古屋を舞台に前作のキャラもちょこちょこと登場する作品。
タイトルから街歩きの作品かと思ったら、どちらかというと今回も登場人物の心象やヒューマンドラマにスポットを当てる感じでしょうか。
とりあえず巻末書き下ろしの人妻くるりの破壊力はなかなかだったとご報告いたします