京都右往左往

京都で彷徨っている

沼津の駅近くを徘徊する

先月の休日、4月23日に恒例の鎌倉ひとり旅に行く前に新幹線を三島で降りて伊豆箱根鉄道のラッピング電車を撮影しました。

 

その後、沼津市内を少しだけ散策したのですが、更に先日のGWにも義実家に帰省の折、家内と子供を連れて殆ど同じような場所を巡りました。

なので、時系列が混在しますがこの2回の沼津訪問のスナップ写真などを初回訪問時に歩いたルートを中心に載せていきたいと思います。

 

 

ラッピング電車の発車を見送り、東海道線で1駅戻る形で沼津駅へ。
駅の改札を出ると、目の前にある駅売店にはのっぽパンのケースの山。
この日は駅北口にある施設でラブライブのイベントがあり、それに訪れるファンの為にこの入荷数。

なんでも3000本入荷して完売したとか。

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のっぽパンというのは、私の家内*1曰く静岡県東部民のソウルフードだったらしく、子供の頃からずっと当たり前のように食べてきたパンだとの事。
そののっぽパンが昨年に沼津を舞台にしたアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の作中に登場するや否や爆発的ヒット。
アニメとのコラボパッケージののっぽだけで累計20万本を売り上げたと先日にも話題になっていました。

 「塩キャラメルのっぽ」20万本達成! | 株式会社バンデロール

 

 

こののっぽパン、数年前に一度販売会社の事業再編の影響で販売終了し、その後のっぽファンの熱い要望を受けて復活した経緯があります。
私なんかはそういう経緯をリアルタイムで見ていたので、このケースの山には感慨深い物があるというかなんというか*2

この日はこのあと鎌倉に移動しないといけなかったので購入は見送りましたが、後日帰省の際にしっかり購入して*3帰りました。

 

 

沼津駅を出てロータリーの向こう側に行くと、ラブライブサンシャインと地元飲食企業がタイアップしたコラボカフェ「サンシャインカフェ」があります。
作中の登場人物にちなんだドリンクや食べ物が出されるのですが、今日はゆっくり入っている時間が無いので素通り。

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物販のスペースだけ少し覗かせていただきましたが、まだ寿太郎みかんが売ってましたね。これが最後かな、と。

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駅前の地下道を抜けて、アーケード商店街の中に入ります。
この商店街は仲見世商店街といって、今は各地の地方都市同様閑散とした感は否めませんが、家内曰く彼女が学生時代(10数年前かな)は駅前から暫くの距離は歩くのも大変なくらいの人の多さだったと言っていました。
今の閑散な感じを見ると俄かに信じられませんが、彼女が言うのだから本当なのでしょう。

 

とはいえ、アニメの影響で(私も含め)この地を訪れている人は以前に比べたら確実に増えているし*4、地元は地元で官民それぞれにこの機会を通じて沼津の魅力を発信して地元を盛り上げたいという気持ちをひしひしと感じるここ最近ではあります。

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さて、アーケードを進むと右手に見えるのが「やば珈琲店」さん。
こちらもアニメCDのドラマパートに登場した事でファンも訪れる場所。
こうやってアニメ側も実在の「場所」に限らず「店舗」も作中に積極的に登場させようとしているのが感じられるのがこの作品ではないかな、と。

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やば珈琲さん、初めてCDドラマでその店名を聞いた時は(作品がコミカル調だった事もあり)架空の店舗だと思っていたのですが、実在すると聞いて驚いたものでした。
調べてみたら、その名の通り名古屋の矢場町にあるからやば珈琲店というみたいなのですが、今現在ある唯一の支店がなんで沼津なんだろう、というのはよく分からない。

 
そんなやば珈琲店、この時は前を通るだけでしたが、10日後にまさか中で食べる事になるとはつゆ知らず。


鉄板ミートナポリタン。
アツアツで素朴で、でもガッツリいける感じ。麺の量が選べるのも嬉しい。

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量が選べるといえば、珈琲店なのにショーケースに各種おにぎりが並んでいて、それもサイズが大・小あるので子連れには有難い。
そりゃ、サンシャインカフェとかみなと新鮮館の丸勘さんとかも行きたいけれども、子供連れて行列に並ぶのはできる事なら避けたいし。
そういう意味では別の日に利用したのですが、駅前にあるモスバーガー富士急沼津店さんも有難いですよね。
こちらのモスバーガーは店員さん?が熱心なファンで、雑誌掲載のラブライブサンシャインのイラスト背景に使用された事ある「聖地」ですので。

 


さて、4月の訪問時はやば珈琲店さんには入らずに商店街の中をスナップ撮影しながら歩いていった訳ですが。

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仲見世商店街、次に現れるのがマルサン書店さん。

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こちらは家内が学生時代によく利用していたそうで、アニメ作中に登場した事でとても喜んでいたお店です。
という訳で、4月訪問時は前を素通りしたのですが、GWに家族みんなで覗いてみました。


最近流行の白熱電球を使ったような店ではなく、昔ながらの蛍光灯に照らされた店内。BGMはクラシック。
3階まである充分な店舗面積。
昔はどこにでもこういう店あったよなぁ、となんだか懐かしくなる書店。
家内曰く、店内の雰囲気も選書のセンスも変わっていなくて嬉しがっていました。


3階にコミックコーナーがあったのですが、そこにラブライブ関連書籍のコーナーを展開しており、対象商品を購入すると(多分)オリジナルの栞が貰えました。
作品に登場する9人それぞれの絵柄から好きな1枚を選べるという事で、このマルサン書店ゆかりの国木田花丸ちゃんの絵柄をチョイス。
書店業界、色々と厳しい時代ですが永く残って欲しい本屋さんでした。

 

 

スナップしながら先へ進みます。

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アーケードを抜けて暫く進むと現れるのが、つじ写真館さん。

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写真館というお名前ですが、DPEもやっておられてファンが聖地巡礼の際に撮った写真をここでプリントしたりする事で交流の場にもなっている場所のようです。
今回の沼津訪問の第一の目的はこちら。
沼津の風景をテーマにしたフォトコンテストをやっておられるのを見学。
まだまだ沼津とその近郊での撮影は殆どした事がない私にとって、色々と勉強になりました。

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こちら、店頭に描かれたチョークアートが名物。

4月に訪れた時は作中登場人物渡辺曜ちゃんと、この写真館のマスコット豚であるさくらちゃんの誕生日をお祝いする絵。

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5月に再訪した時は、アニメに登場するユニットAZALEA(アゼリア)になっていました。

ちなみにツツジ静岡県の花ですね。

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 つじ写真館さんを後に、散策再開。

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つじ写真館さんのある通りの一本東側に並行する通りが「あげつち商店街」。

こちらにもラブライブサンシャインを応援してくださるお店が何店もあります。

ケーキショップのグランマさん。

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その向かいにはシスターズカフェさんと、アウトドア体験のお店でいいのかな?ロットンさん。

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で、このビル自体もいい味出しているのですが、このビルに同居しているむさしや人形会館というところ、今年になって我が家のひな人形がこちらのお店のもの*5と判明しまして。

意外に身近なところにあげつちからやってきた物があったなぁと思った次第。

 

 

そろそろ鎌倉に向かわなければならないので駅のほうへ歩いていると、ふいにラッピングバスが通過。

カメラ構えるの間に合わなかったよ・・・。

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そんな感じの沼津訪問。

この時、すぐ近くの狩野川河川敷ではこいのぼりフェスティバルという催しも行われていたのですが、その模様はまたいずれ

 

 

(※このCDジャケットも沼津中央公園なんだよねぇ)

 

*1:静岡県東部伊豆出身

*2:わざわざ当時そこにしか店舗が無かった静岡駅まで買いに行ったもの

*3:滞在中3人で計8本買った

*4:リピーターが本当に多いと思うし、それは図らずもこの街自体に魅力があるという事じゃないかな

*5:家内の実家から贈られたもの