48日間で62万人以上の人を集めた国宝展が終わり、喧騒が落ち着いた新年の京都国立博物館。
国宝展開催後は常設展と新春特集展示「いぬづくし」が21日まで開催されていた。
ここは特別展期間に限らず、毎週金曜と土曜は通常17時までの開館時間が20時まで延長されている。
そんな夜の京博に、仕事終わりフラリと訪れてきた。
国宝展の時とは比べ物にならない人の少なさの中ゆっくりと展示を見て回り、外に出ると夕飯時。
これまで南門にはからふね屋という京都を中心に展開する喫茶店チェーンが入居していたのだけれど、どうやら今年からこれまた京都の有名喫茶店「前田珈琲」にテナントが変わった模様。
少し調べてみたところ、からふね屋は2016年にジェイアール西日本フードサービスネットに吸収合併されたそうで、店舗やブランドは残るものの運営会社としては消滅していた模様。
そのあたりが関係しているのかいないのかは分からないけれど、ともかく前田珈琲がオープンしたという事なので夕飯はこちらで食べてみる事に。
前田珈琲といえば、ナポリタンなんかが有名だったと思うのだけれど、店の前を通った時にカレーのいい香りが漂っていたので今回はチキンカレーを注文。
よくある磁器ではなく陶器のお皿に盛られたカレー。
ちなみに、子どもが注文したオレンジジュースもガラスのグラスではなく陶器のビアグラスのようなものに注がれていた。
お味の方は、シメジが入っているのがカレーにしては珍しいかなといったところで、コクのあるルゥが美味しかった。
こちらはオリジナルブレンドの龍之助。
飲みやすい口当たりで、カレーの後によく合う。
全面ガラス張りの店内からは、京博のこれまたガラス張りでモダンな平成知新館を望み、ゆったりとした気持ちで一息つくことができる。
惜しむらくは、土産がドリップパックのコーヒーしか売っておらず、豆を買おうと思っていたのでそのあたりは残念。
とはいえ、この喫茶店の利用のみならば京博の入館券が無くても入れるようなので、三十三間堂あたりに訪れた観光客がひと休みするとか、京女の学生さんが立ち寄るとかの需要もあるのではないかなと思うし、勿論博物館利用者が一服する場所として、これから頑張ってもらいたいなと思った。
最後になってしまったけれど開店おめでとうございます
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