富山駅の北西部、駅からバスで数分の場所に、富岩運河環水公園という水と緑が美しい大きな公園がある。
こちらで開催されているデザインあ展に親子三人で行ってきた。
一応子供向け番組なのだろうけど、大人でも充分楽しめるこの番組がうちの子は大好き。
先日3月21日から5月20日まで富山県美術館で、その後7月19日から10月18日まで東京の日本科学未来館で開催という事で、東京の方が混むだろうし、京都からならどちらに行くのも大して変わらないので折角だからと春休みの家族旅行も兼ねて富山会場へ向かった。
私たち家族が訪れたのは会期初の週末の土曜日。
どのくらいの混み具合か検討もつかず、少々ビビッていたのだが着いてみればチケット売場に並ぶ事も無くすんなりと入場。
(ちなみに前売り券もあるという事だけれど、どうやら富山県内のプレイガイドでしか発売されてない様子)
いかんせんこのところ京都で国宝展やらハイジュエリー展やらと、とても混雑する展覧会に行っていた為身構えすぎていたのかもしれない。
入場券はすんなり買えたものの、中に入ってみると子供連れを中心に結構な人出。
とはいえ会場内はとても広いのでさほど混雑も感じず、じっくり鑑賞する事ができた。
鑑賞と書いたが、今回の展示は体感型のものも多く、例えば番組視聴者ならお馴染みの「デッサンあ」を実際にやってみる事ができるコーナーでは中央に置かれたデッサンモデルの物体の周り360°にイーゼルが置かれ、さまざまな角度からデッサンをする。
更に、その書いたデッサンをスキャンすると会場のプロジェクターに投影され、360°から書かれた各作品が連続投影されるという番組さながらの体験ができたり、「もんどころ」ではコンパスと鉛筆を使って紋を書いてみることができたり(但しこのコーナーは人気の割にブースが四組分しかなく多少並んで待つ事にはなる)と、子供もとても楽しんだ様子。
展示会場内は基本的に撮影可能だったので、楽しんでいる子供の姿を中心にあれこれ写真を撮ったけれど、このブログではネタバレにならない程度の写真を掲載するに留めておくので、気になった方は是非富山かこのあと開催される東京へ向かわれるのがお勧め。
「デザインあ展」の展示を2周見て、今度はコレクション展へ。
こちらはまったく事前情報を仕入れてなかったのだが、「20世紀の椅子コレクション」という企画が開催されていた。

展示会場が目に入った瞬間「うわ、ヤバい」と、大して若くも無いのに「ヤバい」なんていう言葉が口をついて出てしまっって若干恥ずかしかった椅子好きの私。
これだけの椅子が一度に見られる機会もそうそうないかな、と。

一番上の段の椅子は近づいてみると見えない格好の展示だったけど、イームズのLCWやヤコブセンのアントチェアなんかの底面をまじまじと見る機会もないのでこれはこれで良かったし、他にも柳宗理のバタフライスツールは以前「デザインあ」の放送でも紹介されていたので子供も喜んでいた。
それにしても、初めて訪れた富山県美術館は、とても真新しくて綺麗な施設だった。
しかもロビーも屋上も入場無料で、屋上に至っては展示会場閉館後も22時まで開いているという、昼は子供、夜は大人の時間が流れる施設のようであった(尚、冬期屋上は
閉鎖されている模様)。
休憩に入った館内のカフェのスイーツも美味しかった。
ところで余談だけれど、そのカフェで会計する時レジの横に置いてあったラム酒*2とまつぼっくり*3を見て「このお店の人ゆるキャン△好きなのかな?」と思ってしまった私の頭はどうにかした方がいいのかもしれない
そんな感じで富山県美術館。
綺麗で広くていい美術館。
これくらいの距離なら見たい企画展がまた開催されれば再訪する事もあるかもしれないと思うのだった

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