先日、大阪の梅田ロフトに用事があったので、ついでにカメラを持って小一時間ほど周辺を歩いた。
JRで大阪駅に着いて、改札の外に出るといい感じで構内を行き交う人を撮れそうな場所があったのでシャッターを切る。
・・・なんだか目線を感じるな(苦笑)。
こういう違和感を感じる写真というのは嫌いではない。
THIS WAY!
多分矢印の下に書いてあるのが店の名前で、店はこっちだよと指し示しているのだろうが、我々水曜どうでしょう馬鹿にしてみればこんなもの見たら「This wayねえって!wayが」と、うれしーの声*1しか脳内に響かないのである。
御堂筋口の北側から歩道橋を渡って梅田方面へ。
車も人もいつもどおりの混雑。
最近、路上の落書きにカメラを向けるようになった。
落書きはもちろんいけない事なんだけれど、いざ書かれてしまうと画になる場合もあるのでそうなるとカメラを向けざるをえない。
再開発で近代的な商業ビルが新たに乱立する一画にしつこく頑張る古い家屋。
なのだが、側面のこの雰囲気に似つかわしくないファンシーな壁画はなんなのだろう?
これもある意味私の好きな違和感のある光景かな、と。
道の奥に阪急電車が横切る光景。
阪急は関西私鉄の中でも比較的高級感を感じるイメージがあるのだけど、雑然とした風景にも溶け込むのは見事なもの。
都会の中に突如現れるジャングル。
ここは花屋なんだけれど、それにしたって生い茂りすぎではないか。
中はとてもお洒落なフラワーショップflorist mary。
ジャングルの通りを進むと、大阪の中に突如現れる飛び出し坊や0系*2。
ここは滋賀かと思う光景。
というより、ここは交差点ではないから坊やが飛び出てくる事はまず考えられない。
それでも交通安全、大事。
阪急の高架下をくぐり、今までいた茶屋町から芝田方面へ向かう。
高架下には隣り合って2軒並んだ同じような喫茶店。
カフェではなく喫茶。
店の前にある煙草の自販機がここは喫茶店だぞ、と主張しているようにも見える
ビルの中を通り抜ける事ができる道が好き。
阪急の高架と新御堂に挟まれた筋は、そこだけエアポケットのように静かな道。
都会の中のこういう空間が好き。
ラーメン屋の裏口からは猛烈な豚骨臭。
ほんのひとときの散歩を終えて大阪駅に戻ってきた。
大阪駅もじっくり撮り歩きたい場所。
数年前に綺麗になった駅舎そのもの、北側の近代的なグランフロント一体、南側の歩道橋とその周辺の眺め・・・。
撮りたい場所は枚挙に暇ない。
高架の上から新大阪方面を撮影。
ここでも気になるぴちょんくん。
望遠レンズで線路だけを切り取るなり、レンズを下に向けてぴちょんくんを写らないようにすることもできるけれど、ここはあえて違和感を楽しんだ。
雨に濡れた鉄道車両の屋根に色気を感じる。
ホームに降りてもこの存在感(苦笑)。