2回に分けて祇園花見小路界隈のお店を訪問した記事を載せたけれど、せっかく普段あんまり行かないところに行くのでカメラも持って少し散歩してきた。
仕事で外出したついでだったので、身軽にコンデジで撮影。
以下、徘徊記
SONY デジタルカメラ DSC-RX100 1.0型センサー F1.8レンズ搭載 ブラック Cyber-shot DSC-RX100
- 出版社/メーカー: ソニー
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円山公園の地下にある市営駐車場に車を停め、歩行者出口を出るとそこは緑溢れる円山公園。
そこから、すぐ隣接する・・・というか境界が何処なのかよく分からない八坂神社の境内に入る。
屋台から漂う美味しそうな匂いに後ろ髪をひかれつつ、西楼門を出ると、そこが祇園石段下の交差点。
ふと見上げると雑居ビルの上に多数のテレビアンテナ。
なんとなく抜けた青空にこういうアンテナの風景ってカメラを向けたくなるのは、なんとなく昭和を感じてしまうからだろうか。
観光客がみんな振り返って八坂神社に向かってカメラを向ける中、一人道の方にカメラを向ける。
毎年7月の祇園祭の夜、ここには3基の神輿ともの凄い数の担ぎ手が集結し、熱気に包まれる。
祇園石段下のローソン。
ローソンに限らず、チェーン店の看板は全国に展開するカラーリングと違い、ここ京都の観光地では周囲の風景に馴染むようシックな色合いに変更されているというのは有名な話。
四条通を西に向かい、花見小路を南へ。
外国人観光客が多いのはいつもの通り。
花見小路の南側を望む。平日だからまだ歩く人は少なめ。
これが土日になると、観光客に加えこの先にある場外馬券場に向かう人とタクシーがひっきりなしに行きかい混沌の極み。
しかし、東西に直交する通りはこの静けさ。
この写真、人で賑わう花見小路から撮っているのに体を90°曲げただけで賑わいが一変するのが面白い。
勿論静かなほうへ足を進める。
京都の街を歩いていると、そこかしこでこのような小さな鳥居に出会う。
一説には立ち小便避けとも言われているが、この鳥居なんかはかなり年季が入っているように見受けられた。
とある民家、もしくは店舗のお勝手だろうか。
窓の防犯柵も、こうやって木製のものが並ぶと味わいがある。
レンタル着物が一般的になってきて、街中で着物姿の若い方をよく見かけるようになった。
京都のいけずの代名詞みたいに、着こなしが悪かったり着崩れてたりする観光客を京都人が陰口叩く、というエピソードもまことしやかに囁かれるけれど、斜陽な着物産業を次代に受け継ぐには時代に即して「まず着て貰う」事が大切なんじゃないかな、と思ったり。
正面に見える大きな建物は弥栄(やさか)会館。
中にあるギオンコーナーというところで一見の観光客や修学旅行生でも舞妓さんの舞をはじめ、京都の伝統芸能を鑑賞する事ができる。
その北側、この路地から弥栄会館を眺めるのが何故か以前から好きで、この路地に来る度に飽きもせず同じ角度で写真を撮っている気がするな。
2枚前の写真にも看板がチラッと写っていたけれど、キヌ美粧院。
場所柄、舞妓さん芸妓さんの髪を結うところだという事は想像に難くない。
奥にチラッと見えるパーマの機械(正式には何というんだろう?)も昔ながらの味わい。
振り返って北側を望む。
しつこく書くけど、1本裏に入っただけでこれだけ静かな雰囲気になるというのがなんともいい。
同じ路地をもう少し南に進んで丁字路に突き当たる。
その丁字路を左に曲がって見える風景。
奥に見えるのは東山連峰。
位置関係的には、ちょうど真正面の山の上が将軍塚になるようである。
八坂神社まで戻ってきた。
西楼門の中から外を向いて四条通を撮った写真。
八坂神社といえば、この西楼門が各媒体メインの写真として掲載される事が多くてこれが正門と思われている方も多いようだが、正式には南側にある南楼門が正門の扱い。
その証拠に、四条通を見渡しても神社につきものの鳥居は見当たらない。
鳥居は南楼門の前にあるし、祇園祭の神輿も南楼門から境内に入る。
西楼門の脇から四条通を撮影。
この時期、夕方の光はいい色合いになる。
そんな感じで買い物ついでのちょっとした散歩。
歩いたルートを見てみると、1キロにも満たなくて物足りないくらい。
ザ・観光地なんだけれど、裏路地を丹念に歩き回って写真を撮るなら半日でも一日でもいれる気がした