前回の記事で徘徊した沼津内浦。
こちらに和洋菓子松月さんというお菓子屋さんがあります。
このお店もアニメに登場した事で聖地化、連日多くのファンが訪れてるそう。
そんな松月さん、最初通りがかった時は店の外まで行列ができていて入店を諦めたのですが、散策して引き返してくると店内に数人のお客さんがいる程度になっていたので入ってみました。
入ってみると、先客のアニメファンの方とお店の方が談笑中。
聞こえたところによると、どうもこのお客さんもリピーターのようで。
本当にアニメでこの地を知って訪れた方で、リピーターになって下さる方が多いというのはチラホラ聞いていましたが、本当なんだなあ、と。
実際風景と町に流れる空気感はリピートしたくなる気持ち分かりますし、お店の方やその他地元の方の応対ぶりなどを見ていると、最初アニメを知らなかった皆さんも一緒になって盛り上げようという気持ちが伝わってきて有難いなぁ、という気になります。
さて、肝心の松月さんですが、ショーケースの中には美味しそうなケーキやどら焼きが並びますが、ここは名物のみかんどら焼を。
店内にはイートインスペースもあって、ショーケース内のケーキなどを選んで食べる事もできましたが、なにせ義実家に帰る時間が迫っていたので持ち帰りにしてのちほど頂きました。
黒澤ルビィ役降幡愛さん、プライベート(?)で訪れられたよう。絵が上手で達筆ですね
店内の交流スペース
こちらがみかんどら焼。
開封すると思いがけず寿太郎の焼印が。
寿太郎というのはこのあたりで生産されるみかんの品種なのですが、この寿太郎の加工品なんかにはこのマークが使われているので、伊豆地方にゆかりがある方なら割と身近に感じるのではないかな?というこの絵柄。
ちなみにこの寿太郎みかんの生みの親である山田寿太郎さんが亡くなられたのが昨年ニュースにもなっていたのも記憶に新しいところ。
アニメ第一話で、この寿太郎マークの描かれたミカン箱の上に登場人物が乗るというシーンが出てきた時にこのアニメが上っ面ではなくちゃんと地元の事を綿密に取材して舞台にする気があるんだなぁ、と思ったものですし、アニメコラボでUHA味覚糖さんがのど飴を出した時もただの「みかん味」ではなく「寿太郎みかん果汁入り」としっかり寿太郎を推してくれました。
(そういう意味ではペットボトルにアニメラベルをつけたミネラルウォーターを発売した時も、何処か適当な採水地から水を汲んでラベル貼ったら売れるだろうものを(←暴言)、ちゃんと沼津のお隣長泉町で採水した水を使ったりと、抜かりが無く有難い限り)
そういえば松月さんのショーケースの傍らに寿太郎のマーマーレードが売っていたのでこちらも購入しました。
これは以前にも食べた事があって美味しかったので。
さて、話が逸れましたが肝心のみかんどら焼。
白餡にみかん果汁を足してあるのでしょうか?みかんの爽やかな風味が口いっぱいに広がると共に、皮がふわふわで美味しいのも特筆すべき点。
手焼きの為に大量生産ができないという話ですが、それだけの手間をかけただけの美味しさです。
いや、これアニメの聖地だからというの関係なしに帰省の度に土産に買って帰ってもいいくらい美味しい。
みかんパウンドというのも名物だそうで、次回はそちらも試してみたいところ。