京都右往左往

京都で彷徨っている

平成最後の祇園祭還幸祭

神も仏も信じないような不信心な人間だ。
それでも祇園祭還幸祭の夜だけは、神様は確かにいるなぁという気持ちにさせられる。
 
京都の街中を3基の神輿に分かれて回られた神霊が、八坂神社の本殿に戻られる儀式。
 
数十メートル先は東大路通り、そして祇園という街中にも関わらず、木々に囲まれた空間は灯りという灯りが消され、月明かりだけに照らされしんと静まり返る。
 
そして神職の声が響くと共に、「あ、今戻られている」というのが分かりやすすぎるくらい分かる状態で、厳かに神様は本殿に戻られるのである。
 
伝統といってしまえばそれまでなのだけれど、古来から多分毎年変わらず同じ事の繰り返されてきたこの瞬間。
その厳かな空気感に魅せられて、今年も八坂神社へ足を向けたのだった。
 
 
八坂神社へ戻る神輿を追って寺町三条から四条、そして四条通を東へ。
 
神輿そのものもだけれど、店先や通りにテーブルを並べて冷たいお茶やおしぼりで担ぎ手の労をねぎらう町の人たちの姿。
 
四条通で神輿を待ち受けて見物する、お勤め終わりであろう舞妓さんたちの姿。
 
何も知らずに歩いていて、突然響きわたる太鼓の音に「なんだなんだ」と急遽見物に加わる観光客の姿。
 
そういった、1年の中では非日常なのだけれど、10年50年100年という期間でみれば京都の日常な光景も好きで、また来年も神輿を追うだろうと思う。

 

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