大垣というと松尾芭蕉の奥の細道むすびの地だったり、水の都といったイメージ。
あと、昔のJFLを見ていた人間としては西濃運輸も大垣だったし、そういえば100円ショップのセリアも確か大垣発祥だったっけ。
それから、プロレス好きとしてはなんといっても新日本プロレス100年に1人の逸材・棚橋弘至選手の出身地。
Wikipedeiaの出身有名人の欄にも勿論・・・・あれ?載ってないw
大垣市 - Wikipedia
逸材・・・ #そうか
同じ立命館大学の名士である稲川良夫さんの名前まで載っているのに・・・逸材
さて、そんな大垣へは京都から車で1時間ちょっと。
よく青春18切符ユーザーが静岡県の東西の長さをdisりますが、それを言うなら名神高速利用時の滋賀県の長さも大概disされてもいいと思うんだ。
走れども走れども滋賀県。
新名神に慣れた身にはアップダウンとカーブも多くて走行時間の割りに結構疲れました。
大垣で所用を済ませ、お昼はモレラ岐阜というショッピングモールへ。
子連れだし知らない土地でレストラン探して彷徨うよりは、こういったモールのレストラン街なりフードコートを目指すのが得策。
それにしてもデカいなモレラ岐阜。
周りに田園と柿畑が広がる広大な土地の中、突然現れる巨大なモール。
wikiで調べてみたら、オープン直後に人が集まりすぎて暴行騒ぎがあったとか。
強暴だな中京民。
オープンした2006年4月29日からゴールデンウィークの5月6日までの8日間、当初想定の1日約5万人よりも多い1日約7万人、累計約58万6,000人の来客があった。そのため浄化槽が処理能力を超え機能しなくなり、店舗東側に流れる糸貫川に未処理の汚水が溢れる恐れがあったため、5月6日は急遽17時で閉店した。しかし店側の不手際により臨時閉店を知らずに来た買物客の一部が警備員や警察官に暴行し、逮捕される騒ぎとなった。また翌7日も入場制限を行い17時で閉店した。
モレラ岐阜、施設内の各所にビラが貼ってありましたが、おそ松さんとのコラボイベントで「モレラ松さん」なる企画をやっていました。モレラ松さん・・・語呂が悪いというか無理やりすぎない?
と、思ってたら限定グッズは高騰してるとか。おそ松さん人気すごいな(当方マッタク興味の無い人)。
食事を済ませたら、モレラ岐阜の目の前にある樽見鉄道モレラ岐阜駅へ。
ここから相方と子供は大垣駅までほんの少しの列車旅というレクリエーション。
私は2人と別れて大垣駅へ車で向かうという算段。往復だと多分子供が飽きるので(苦笑)。
こんなに巨大なショッピングモールの最寄り駅ですが、なんせ樽見鉄道は約1時間半に1本という列車本数の単行単線ディーゼルなローカル線。駅もこじんまりしたものです。
「もれらぎふ」って平仮名の駅名標がなんだか可愛い。
列車に乗った2人を見送り車で大垣駅へ向かうと、さすがに列車の方が早かったらしく、先に着いた彼女らは私が着くまでの時間つぶしに養老鉄道の電車を見に行っていました。
大垣駅というのは何気に鉄道天国なんですね。
JRでいうと東海道線は勿論のこと、東海道線の美濃赤坂支線もあるし、私鉄の樽見鉄道、養老鉄道。貨物もJR貨物に加えて矢橋工業から来る西濃鉄道も来る。
私なんかは大垣駅というとやっぱりムーンライトながら、そしてその前身の大垣夜行のイメージが強い。
全席自由席の大垣夜行の席取りの為に発車2時間前からホームで並んだ事も一度や二度じゃなかったなぁ、と思い出話。
養老鉄道の入場券が硬券だったとはしゃぐ相方と合流し、ここからがやっとこのエントリーのタイトルにある水まんじゅうを食すくだり(前置き長っ!)。
大垣駅の南口を出てロータリーを左手に進むとすぐにあるのが、創業寛政10年という老舗「金蝶園総本家」さん。
店名を冠した金蝶園饅頭という酒饅頭がとても美味しいお店なのですが、豊富な湧き水で有名な大垣ですから、夏はやはり水まんじゅう。4月下旬~9月下旬だけのお楽しみ。
店の外では見るからに涼しそうな水槽に水まんじゅうを沈めた屋台が出ていて飛ぶように売れています。
ここで買って道端などでチュルンと食べるのもいいのですが、今回は折角なので店内へ。
お店の方に店内で食べたい旨を言うと整理券を渡されます。
座席は満席だったので、店内に並ぶ色とりどりの美味しそうなお菓子を物色してると席が空いたようで案内されました。
メニューとしては、水まんじゅう2個入りが380円、3個入りが500円。
今回は3個を注文。2個入りはこし餡、抹茶餡ですが、3個入りだとそれに加えて季節の餡の水まんじゅうが加わります。
季節の餡は月替わりなようで、今月は葡萄餡でした。
うっすら透けて見える餡を包む、葛にわらび粉を混ぜた生地の饅頭が砕いた氷を浮かべた水の中に沈む様は見た目に涼やか。
一緒に出されるこれまた冷たい緑茶と共に、目と舌で涼を感じました