師走・・・というかクリスマスイブの京都の街を、カメラ片手にブラブラ歩く。
三条から先斗町を南へ。
この通りは紅葉目当てから流れてきた観光客の姿も減り、比較的歩きやすくなった。
先斗町を抜け、こちらは師走とクリスマスの買い物客でごったがえす四条河原町を南へ。
タキイ種苗のビルの隣、壽ビルディングというレトロビルに向かう。
ここにはメリーゴーランドという児童書を中心に扱う書店があって、何度か訪れた事もあるのだけれど、今回の目的は同じフロアに少し前にできたTOBICHIというお店。
こちらはあの「ほぼ日」が運営するショップだそうで、雑誌SWITCHの梅佳代特集に連動した写真展をやっていたので見学。
写真展は写真展として、店内はほぼ日手帳の各種商品が豊富に取り揃えてあって、好きな人には堪らないんだろうなぁという印象。
私は仕事柄、紙の手帳を持っても宝の持ち腐れなので眺めるに留めておく。
TOBICHIを出て、メリーゴーランドを少し覗いてから階段を使ってビルをおりる。
ビルを出て、裏道を通って四条河原町へ。
抹茶館の引くほど並んでいる行列を横目に河原町を上り、丸善ジュンクで探し物をし、寺町の某ショップでお使い物を購入。
指がもげそうな重さの品物をブラ下げて帰路についたのだけれど、あまりに重いので三条通のイノダコーヒでひと休み。
店に入ると、喫煙席ならすぐに通せるという事だったので、コーヒー1杯飲むだけの我慢と思って喫煙の円卓へ。
タイミングが良かったのか、それともこのご時勢だからだろうか、名物の円形カウンターは喫煙席にも関わらず煙の気配はなく、中でテキパキと動かれている老練な職人さんたちの動きを眺めつつアラビアの真珠を1杯。
非喫煙者にとってはしんどいかもしれないけれど、ここの真骨頂はやはり円卓の席であろう。
昔に比べて喫煙人口の減った今、ものは試しに一度行かれる事をお薦めしたい。
あと、個人的な好みなんだけれどこのカップが手に持った重さといい飲み口の厚みといい、実に私好み。
このカップ欲しいな、買っちゃおうかな、などと思案しつつ、コーヒー1杯をサッと飲んで会計を済ませると、待合席は禁煙席が空くのを待つ人で混みあっていた。
それを横目に、そういえば最近猪田彰郎さんの本が出たのを思い出した。
年末年始の読書はこれにしようかな・・・さっき行ったところだけれど、また本屋に行かないとなぁ、なんて思いながら帰路についた