京都右往左往

京都で彷徨っている

初の親子二人旅はシンカリオンの聖地・大宮鉄道博物館へ

春休み。


そう、春休みの記事。
少しずつ書いてはいたものの、他の記事の更新に埋もれていた春休みの記事を今更書いている。
そんな事を言ったら昨年11月に鎌倉の海を撮った記事も完成間近で放置してあるんだけれど、それはまたおいおい。

 

そんな訳で春休み。
前々からサンライズ出雲(というか寝台列車)に乗りたいと言っていた奥さんが一人出雲へと向かい、子供と二人の休日。


さて、どうやって過ごそうかと思っていたところ、ふと思いついたプランは子供を連れてさいたまの鉄道博物館へ行って、上りサンライズで東京に着き東京の休日を一人過ごす奥さんと夕方合流し、家族三人で京都に帰ってくるというもの。


冷静に考えると奥さんを迎えに行くのに子供を連れて京都から東京へ行くというよく分からないプランなのだけれど、丁度この頃子供がテレビアニメ「新幹線変形ロボシンカリオン」にハマっていた時期だったので、聖地巡礼を兼ねて作中に超進化研究所大宮支部として何度も登場した鉄博と、ついでにこれまた作品に何度も登場した東京駅を見物しようかという、小学生から聖地巡礼を体験させる英才教育の旅(笑)。
かくして初めての親子二人旅が始まった。

www.shinkalion.com

 

まずは自宅最寄り駅から在来線で京都駅へ。

京都駅に着くと向かいのホームに特急はくとが停車中。

ディーゼル音を聴きながらの旅の始まり。

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京都駅7時半過ぎの東海道新幹線のぞみに乗車。
以前に子供とのぞみに乗った時は親子3人だったので海側3人掛の席。
今回は2人なので富士山側の2人掛け席に着席。
丁度天気も快晴で、車窓からは綺麗に富士山の姿が眺められた。

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ガンガンズダンダン*1と、超進化速度(体感)で走るのぞみ号は、2時間半ほどで東京へ。

品川あたりで車窓に東京総合車両センター田町センターに留置されている上りサンライズを見つけ、「お母さんはあれに乗って今朝東京に着いてるよ」などと子供に教えている内に東京駅着。


ここから大宮にある鉄道博物館へ向かう訳だけれど、東京駅から大宮へのルートは先のシンカリオンに登場した東(あずま)総司令長曰く、宇都宮線高崎線、いや京浜東北線でゆっくり行くのもいい。もしくは直接大宮に行くなんて勿体無い事しないで、中央線で新宿に出て埼京線という手も…と、実に多彩。

どのルートを使うかで小一時間は悩めそう。
しかし東京にめったに来る機会の無い関西人としては、この少ないチャンスにJR東日本の新幹線に乗りたいというもの。

 

と言う事で、一旦改札を出て自動券売機へ。
ここから先の切符を購入。
今回はJR東日本の「シンカリオン×てっぱくきっぷ」を利用。

www.jreast.co.jp


こちらは東京〜大宮の新幹線自由席と、大宮〜鉄道博物館前のニューシャトル、それに鉄博の入場券がセットになったもの。
まさに今回の旅にうってつけ。

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再び改札を通り、東北・上越北陸新幹線のホームに上がるとE5・E6系の連結したはやぶさ・こまちが停車中。

関西に住んでいると新幹線が連結しているところなんていうのはお目にかかれないので、親子共々興奮。

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この列車は全席指定で先のきっぷでは乗れないので、次に来た東北新幹線E2系やまびこに乗車。

座席について窓の外を見ると、最近運行を始めた上越新幹線使用のE7系が。

北陸新幹線のE7と違い、ピンクのラインの入ったE7を見る事ができて少し興奮。

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ピンクのラインのE7をホームに残し、発車してしまえば東京から25分であっという間に大宮着。

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大宮駅のホームに降りて、乗ってきたE2を見送る*2と、下り東京方面のホームに北海道のマークが側面に描かれたH5がやってくる

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それが発車したと思ったら今度は先ほど東京駅で見た上越新幹線のE7が到着。
更には北陸新幹線のE7も到着。

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次から次へとやってくる色とりどりの新幹線に子供は大興奮。
地元の東海道新幹線は700系、N700系N700Aと同じようなカラーリングの同じような車体しか観られないのに対し、この大宮駅は色んな車両が見られて飽きない。
大宮駅ヤバいな。

これはいつまででもここにいれるやつだけれど、いいかげん鉄博に向かわないとなので適当に切り上げてニューシャトルに乗る為新幹線の改札を出る。

 

大宮駅の構内を歩き、ニューシャトルの改札を通ると、丁度列車がやってきたところ。
バタバタと乗車すると、車内はこれから鉄博に向かうであろう家族連れで混雑。
そういえば、子供はゴムタイヤ車に乗るのは初めてか。そのへんの説明するの忘れていた。


3分の乗車で次の鉄道博物館駅で下車すれば、改札の外はもう鉄博へ続くプロムナード。
足元は時刻表をイメージした敷石、天井はダイヤ(スジ)をイメージした装飾。

このあたりのワクワク感があるアプローチは我が地元京都鉄道博物館には無いもので羨ましい。

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受付で先程のシンカリオン×てっぱくきっぷを入館券に引き換え、いよいよ鉄道博物館へ入場。
入っていきなり出迎えてくれたのは、先程東京駅で我々よりひと足早く発車し、超進化速度で大宮に先着したE5(イーファイブ)はやぶさ

早速子供を前に立たせて記念写真を撮ったりなどする。

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ここからは子供の写真を中心に撮ったので、あまりブログに使えそうな写真が少ないけれども順不同に載せていく。

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寝台車両にはマネキンの展示も。
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何か本を読んでいると思い、望遠レンズで寄ってみた。

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角本良平東海道新幹線

東海道新幹線 (中公新書 41)

東海道新幹線 (中公新書 41)

 

東海道新幹線の開発に携わった著者の、東海道新幹線開発物語のような著書。 

東海道新幹線の登場によってどんどん鉄道網の高速化が進み、相対的に寝台列車がどんどん廃止されていったと思うと、この本のチョイスは考えさせられるものがある。

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 0系。

私が子供の頃に読んだ絵本なんかには超特急というフレーズは普通に使われていた気がするけれど、いつの頃からかこの言葉もレトロな雰囲気を纏うようになった気がする。

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ひとしきり館内を見て回り、昼食は館内の売店で駅弁を買い、天気もいいので外で。
私はチキン弁当。

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シンカリオンでも「今を走り続けている伝統の味」と紹介された、昭和34年発売のロングセラー。
ちなみにチキン弁当は
日本レストランのものと

www.nre.co.jp

JR東海パッセンジャーズ

www.jr-cp.co.jp

の2種類があるのだけれど、こちらで買えるのは当然日本レストラン製。


卵の載ったチキンライスにから揚げと、子供が大好きそうな取り合わせだけど、大人も充分満足できる昔懐かしい味。

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一方子供は奥羽本線米沢駅の松川屋弁当店さん謹製、山形新幹線つばさ弁当

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www.yonezawaekiben.jp


数ある新幹線の中ではE3が好きという、なかなかシブい(?)好みの本人が迷わず選択。
こちらはザ・お子様ランチ的な内容で、美味しそうに食べてらした。

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食後も超進化研究所大宮支部・・・もとい鉄道博物館館内を見て回り、ミュージアムショップを覗いていたらもう帰らないといけない時間。

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奥さんとの待ち合わせ時間が迫ってきたので、バタバタと鉄道博物館を後に、ニューシャトルへ乗車。

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大宮駅で新幹線への乗り換え時間に余裕が無くなったので、楽しみにしていた駅構内の鉄道グッズショップ・レールヤードさんはまたの機会に。

twitter.com

 

ホームに上がり、丁度出発するE4系ときを見送り、次にやってきたのはE2・E3連結のやまびこ・つばさ号
子供が一番好きというE3に乗って一路東京駅へ。

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東京駅に到着し、まずはE3つばさの先頭車両を写真に撮って、奥さんとの待ち合わせ場所へ急ぐ。

 

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待ち合わせは勿論丸の内駅舎のドーム天井の下。
朝にサンライズで東京に着き、一日歩き回り、特に神保町の書泉グランデ6階*3で色々買ってホクホクの奥さんと合流し、外へ出て東京駅丸の内駅舎を見物。

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そういえば、長い工事が終わってこうやってスッキリした姿を眺めるのは私も初めてである。


東京駅丸の内駅舎といえば、シンカリオンでも何度となく登場した聖地。
そしてなんといっても東京駅中央迎撃システムに度肝を抜かれた・・・という事で、そのアングルで眺めるために向かいにある丸ビルの展望デッキにでも行こうかと思っていたのだけれど、3人共1日中歩き疲れて断念。

これもまたの機会に。

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最後は地下から、これまたシンカリオンの聖地たる銀の鈴を通って八重洲口へ。
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のぞみに乗って、旅の最後は最近公式化されたと話題の*4 #シンカンセンスゴイカタイアイス #シンカンセンスゴクカタイアイス で〆た

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*1:BOYS AND MEN「進化理論」(アニメ新幹線変形ロボシンカリオンテーマソング)より

*2:このあたり、乗ってきた列車を見送るのはここ数年欠かさず見ているテレビ番組「鉄道ひとり旅」の影響

*3:鉄道書籍が豊富なそのスジの聖地

*4:JR東日本の駅ポスターにこのハッシュタグが登場