年が明け、1月10日は各地のゑびす神社が十日ゑびすでにぎわう。
私の実家は商売をしているのだけれど、商売繁盛の祈願は毎年伏見稲荷大社へ初詣に行くのが恒例で、一方京都ゑびす神社への参拝はした事がなく、そのせいか私自身正確な神社の場所も最近になるまで知らなかったという有様。
昨年あたりから祇園界隈を夜に写真散歩する機会が増え、その中でゑびす神社の前を通ることも多くなったのだけれど、夜はいつも閉門しているので中の様子はまったく分からず。
深夜まで(日によっては夜通し)開門しているこの機会に初めて訪れてみた。
訪れたのは1月11日の夜。
この日は残り福という事で、いつものように五条大和大路を上りコインパーキングに停めようとするも交通規制や駐車場待ちの車列で周辺は混雑。
そりゃそうかと鴨川を渡り高瀬川沿いに車を停め少し歩く。
時刻は午後9時をまわり、屋台もそろそろ撤収に入っているところも。
それでも、それほど広くない境内は多数の参拝客でごったがえしていた。
この日は宮川町の舞妓さん芸妓さんによる福笹授与もあり、それを目当てにする参拝客も多かった模様。
私もひとしきり参拝をして裏門から神社の外へ。なんでも表門から裏門へ出る参拝のしきたりがあるらしい。
外へ出たところで屋台などをぶらぶらと撮り歩く。
普段この時間だと真っ暗な道沿いの老舗店舗が、この期間はまだ店を開けているのが新鮮な光景。
そんな感じで散策した帰り道、ゑびす神社のすぐ近くにある摩利支尊天の前を通りがかる。
こちらは狛犬の代わりに猪が鎮座している。
狛いのししといえば烏丸通の護王神社が有名で、正月は境内入場規制もあったとも聞くけれども、こちらの摩利支尊天も同じように猪年の今年は更に賑わっているのだろうか。
最後は宮川町のお茶屋街を通って帰ってきた。
この区画は同じ花街でも祇園北や花見小路に比べて静かで好きな場所