日曜日、少し時間ができたのでカメラ片手に散歩へでかけた。
散歩のスタートは八坂の塔から。夜に写真散歩でよく歩く場所なのだけれど、たまには昼間にも歩いてみようという趣向。
あまり昼間にこのあたりを歩く事はないので、開いている店がいちいち目新しく見える。
春めいてきて人出も増えてきたけれど、まだまだこれからといった感じ。
それでも冬場に比べて(レンタル)着物姿の観光客の姿はぐっと増えた印象。
アラビカ京都でコーヒーでも飲んでみようかなと思ったけれど、店の前で記念写真を撮る観光客がチラホラ見えたのでちょっと萎えてしまったり。
味云々じゃなくてそういう感じになっちゃうのかなぁ、お店としては不本意なのかもしれないけれども。
こちらでもコーヒーが飲めるようだけれど、今回は先へ進む。
こちらはコーヒーではなくお茶な雰囲気。
坂を上っていくと、店先で近江八幡名物の赤こんにゃくを売っていた。
鉄分多めで貧血の方なんかにはいいのでしょうか。
ちなみに食べた事あるけれど、味は普通に美味しいこんにゃく。
話題の純和風スターバックスコーヒー京都二寧坂ヤサカ茶屋店。
路地に惹かれる。
餅花が飾られる風景はなんとなく懐かしくて華やいでみえる。
一寧坂の方へ足を向けると、花灯路の行灯が既に設置済。
そういえばもう数日もすればまた夜にこのあたり撮りに来るつもりでいたのだから、わざわざ今日もこっちを歩かなくてもという気がしないでもない。
華やかな場所もある一方、ひっそりと店を畳まれるお店もあり。
人力車もまたフル稼働とはいってない様子。
春の足音は確実に。
ぐるりと回って八坂の塔のあたりへ戻ってきた。
庚申堂は相変わらずの人出。
「ばえる」と話題になる前は、ここまで賑わっていた記憶がないのでここ数年の事だろうか。
こんな看板も無かった気がする。
まあ写真撮影許可されているだけ、「ばえ」たい人には有難いのかな。
という訳で、私も本堂へお参りしようとしたけれど、お参りするのもちょっとした行列。
丁度数日前に、神社での「二礼二拍手一礼」の作法が広まったせいで、以前はそんなしきたりをしなかった若者もやりだすようになって、何処の神社も本殿前が混雑しているなんていう話を読んだところ。
そう思って見ていると、前に並んでいるレンタル着物カップルもぎこちなく二礼二拍手一礼をして参拝。
心の中で苦笑し、「ここは寺やで」と思いながら本堂に手を合わせ、写真を撮らせていただく。
境内は紅白の梅が咲いて春の気配。
いわずもがな、人が多いので早々に退散してそろそろ帰路へ。
途中で松原通方面へ、路地を南へ。
お寺が経営する保育園のようだけれど、路地の奥に階段、その上に寺の門というのは、鎌倉の満福寺を思い出して懐かしい気分になる。
東大路を渡って西へ。
六道珍皇寺の隣の気になるお店。
突如現れるNinjya。
カフェSAGAN。
一度入ったことがあるけれど、このあたりはエアポケットのように観光客も少なめの地域なので空気感もどことなくのんびりしている感じで、テラス席が気持ちよくてまた入りたいと思っているところ。
そのはす向かいにあるのが幽霊子育飴。
なかなかにインパクトがある商品名だけれど、詳しくは長くなるのでお店のリンクを貼っておきます。
幽霊子育飴の隣には菱六もやし。
いわゆる麹屋さんという事で、漫画もやしもんにも「もやし屋」が出てきたけれど、丁度生こうじの販売を始めたとチラシが貼ってあった。
路地奥に地蔵。気を抜くと何処にでも地蔵はおられる。
そんな感じで小一時間の散歩だった。
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