アレなウイルスがアレな事もあって、旅やおでかけをしてもすぐにブログにアップするのは気が引けるような心情で、そんな事をしていると元々の遅筆に拍車がかかるわけで、いつとは申しませんがこれは一年近く前の事。

西武グループである
近江鉄道の車両は基本的に
西武鉄道で走っていたものを譲り受けて走っているということで、この802Fも元は西武の401系として首都圏を走っていたそう。
車両側面には
鉄道むすめ・豊郷あかねさんのラッピング。
鉄道むすめラッピングの車両も各地で見かけるようになった印象がありますがどうでしょう?


ガチャコン電車という愛称の通り、連結部の渡り板をガッシャンガッシャンと大きな音を響かせながら近江平野を走る電車。
3駅先の水口で下車してみました。
この駅は10年以上前に1度降りたことがあるのですが、その時の記憶通りなかなか味わいのある駅。
次の電車まで駅前をあてもなくぐるりと散歩します。


駅前にあったポニー専用駐車場。
子馬を繋いでおく訳ではなく、ポニーという美容院のもの。


滋賀県名物飛び出し坊やならぬ飛び出しキョロちゃん。



鉄道のライバルともいえる高速道路のサービスエリアの広告ですが、このサービスエリアは
近江鉄道の運営なので自社広告とも言えます。

そんな土山たぬきの電車に揺られ、今度は日野駅で下車。
こちらの駅名標は名前にちなんで鉄道むすめ・日野せりかさんの絵入り。

ここも一度降りたことがある筈なんですが、あまり駅前の記憶も無かったのでまずは改札を出て駅舎を観察。
以前訪れた時はこんなに綺麗な外観だったかなぁ?という印象。
もしかしたらリニューアルしたのかもしれません。

駅前を散策。
調べてみると、中二病でも恋がしたい!の舞台となった旧小学校の最寄駅らしいです。

近江日野商人の街だそうです。
しかし蒲生氏郷公で大河ドラマを作るというのは、まあ渋沢栄一も大河の主人公になるくらいなので、無い話ではないのかな・・・?


ホームに戻り、綺麗になったベンチに座り青々とした田んぼを眺めながらミンミンゼミの鳴き声を聞いていたら立ち上がる気を無くして、次の電車まで暫くぼーっとしました。
こんな時間がローカル線一人旅の醍醐味かもしれません。

次の電車は805F。
車窓には長閑な田園風景。

駅の吹き抜けにはご当地のお祭りである
八日市大凧まつりにちなんで大きな凧が吊下げられていましたが、実際に祭りで使われる大凧はこんなものではなくもっともっと大きいようです。

駅を出て駅舎を眺め、また改札をくぐります。

この901編成は2代目あかね号という愛称だそうで、そういえば初代あかね号も乗った記憶がありますが、確かに同じカラーリングでした。
八日市を出てすぐに、なんだか車窓に気になる建物が見えたので次の
新八日市駅で下車。
この
新八日市駅は大正時代に建てられた洋風の駅舎がまだ現役で、
近江鉄道を旅する上では外せない場所。


柱の看板に近江鉄道沿線の豊郷町にある酒蔵岡村本家さんの金亀(きんかめ)の文字。
最近知ったのですが、全国でも珍しい玄米を使った日本酒があるそうで、丁度一度飲んでみたいとおもっていたところ。

kin-kame.co.jp

古い駅舎は蔦もいい感じで絡まっています。



駅舎を堪能し、さっき乗ってきた路線を戻る形で
八日市駅の方へ歩き出します。
歩くこと数分、先ほど車窓から見かけた建物はここでした。
近くに行ってみてもたばこ屋なんだか骨董屋なんだかよくわからない建物。

ここまで来ると八日市駅もすぐなので、ひと駅散歩ということで更に歩きます。

八日市駅に戻ってきました。
さっき外から中へ通った改札を同じ方向へもう1度入るという、
タイムリープでもしているかのような感覚でホームへ向かうと、待っていたのは307F。
この車両はイベント列車に利用されることもあるそうで、毎年夏に開催されるビア電にちなんで生ビールを片手に持った
鉄道むすめ・豊郷あかねさんが描かれていました。



午後からの予定もあったので今回の旅はここまで。
近江八幡から琵琶湖線~草津線と乗り継いで車の停めてある貴生川に戻ると、草津線のホームには113系。
最初は違和感しか無かった緑一色の塗装ですが、もういいかげん慣れたというか諦めました
