京都右往左往

京都で彷徨っている

9月に読んだ本・雑誌・漫画

先月の末にしつこい風邪・・・風邪というか体調不良かな、酷い熱で動けなくなりまして。

回復後も休んでいた間の仕事の処理などに追われてブログを書く気力も起きず、毎月末に書くつもりにしている読書感想も今頃の更新です。

というかブログの更新もひと月近く滞ってたかな? 

 

 

Meets Regional 2016年 10 月号 [雑誌]
 

 特集は「京都ド真ん中。」

これを読んで、昔みたいに一人飲みとか行きたいなと思うものの、ここ最近夜のおでかけが億劫になってきたのは歳だろうか(苦笑)。

しかし毎回思ってるけど、ここ最近のMeetsは本当に良くなったなぁ。

今回は京都特集だから勿論買うけど、それ以外の自分のテリトリーで無い大阪あたりの特集でもなんらか買ってしまうもの。

連載も面白いし、特集内の企画も単純な店紹介に留まらず目先を変えて飽きさせないのはさすが

 

 特集は「美しき街の風景」。

16人の写真家がそれぞれに一つの都市を選んで撮るという企画。

写真家のそれぞれの色と街のそれぞれの特徴が絡み合う、16種類の読み応えある記事だった。

それに続く森山大道写真展に関連してのギャラリーとインタビューも読みごたえあり。

あと、今号には毎年恒例の写真甲子園のレポートも載っていた。

さすがにこういう全国大会に出てくる高校生はいい写真撮りますね。

あ、そうそう。特集連動フォトコンテストの「美しき天気の写真」フォトコンテストの入選作「雨の鎌倉」は、江ノ電が好きで時折撮りに行く自分としては衝撃を受けましたです、ハイ

 

 

写真家の流儀 (エイムック 3467)

写真家の流儀 (エイムック 3467)

 

ちょっと話題になってたので購入。

以前に同じエイ出版のカメラマガジンという雑誌でプロの流儀という特集企画号があったのだけれど、あれをもっと人数増やして一冊丸ごとにした様な感じかな。

個人的な感想としては、写真を多く使って一人の写真家に2~4ページ程度の割り当てだったのだけど、もう少し一人当たりのページを割いて欲しかったかな、というところ。

それでもまあ、気づきだったり自分の撮影においてヒントを得られた部分もありました

カメラマガジン 2014.9 (エイムック 2918)

カメラマガジン 2014.9 (エイムック 2918)

 

 

 

Spotted Flower 2 (楽園コミックス)

Spotted Flower 2 (楽園コミックス)

 

 本編にあたる漫画げんしけんのスピンオフというか作者本人による二次創作なんだけど、実はげんしけんの方はここ最近の数巻を読んでいなくてこっちを読み進めているという体たらく。

数年に1冊の単行本化なんだけど、まさかこの先まだ続巻あると思わなかった(嬉しいけど)

 

 

体格良く姉御的な年上女性と今回は年下の高校生のお話、というと 前作富士山さんは思春期と同じ匂いを感じるけど、この作風はある種あだち充的に作品が変わっても貫き通されるのならそれはそれでアリかと。

なんせこの人の書く女性キャラは個人的に好みですから(笑)

 

 

 

以下、現状の未読本

サポルト! 木更津女子サポ応援記(1) (アース・スターコミックス)

サポルト! 木更津女子サポ応援記(1) (アース・スターコミックス)

 

 

 

いぶり暮らし 4 (ゼノンコミックス)

いぶり暮らし 4 (ゼノンコミックス)

 

 

 

西荻窪ランスルー 1 (ゼノンコミックス)

西荻窪ランスルー 1 (ゼノンコミックス)

 

 

 

 

打田浩一 写真展『BLUES & CIGARETTES』を見学

ここ数年、物理的・時間的制約から少し離れていた趣味の写真撮影ですが、今年に入ってまたボチボチと撮り始めてます。


撮った写真を数年ぶりに500pxにアップロードしてみたら、いくばくかの「like」やコメントを貰って、まあ他人から何らかの反応があるというのは嬉しい物で、またマイペースに撮っていこうかなと思っているところ。

500px.com

 

 

そうなると、俄然意識も写真方面に向かう物で、久しぶりに写真雑誌を買ったり写真展に行ってみたり。

そんな中、少し前のことになりますが向かったのは京都五条にあるgalleryMainとLumen galleryで行われた写真家打田浩一さんの『BLUES&CIGARETTES』。
galleryMainって以前はもっと四条寄りの場所にあったと思うのですが、そこへは行く機会が無く、知らない間に五条へ移転していたようです。

 

麩屋町五条を少し上った、えらく味のある古民家・・・町家なのかな、それをリノベーションした建物の2階に移転したgalleryMainはありました。

https://www.instagram.com/p/BKIDyCpgbwY/

 

展示は大きくプリントされた黒人ブルースミュージシャンの肖像がメイン。

歳をとって皴に人生の年輪が刻まれるというか、黒人ミュージシャンなんてそれだけでも画になるし存在感があります。


演奏中の写真が文句無く格好いいのは勿論ですが、バックステージのふとした表情などもとても惹かれました。
そして、ミュージシャンの写真と並んでブルースのある街の風景を切り取った写真も展示され、最近はストリートスナップに興味がある自分としては、一枚一枚どれも興味深かったです。

 

さて、galleryMainの隣のフロアはまた別のギャラリーとしてLumen galleryがあり、先の白を基調にした明るい空間とは真逆の光も遮られた黒一色の空間には、淡々と灰皿の上に載った吸殻の写真の展示。


数の力といいますが、ただの吸殻の写真でもこれだけの数があると魅せられてくるのです。
まあ、個人的には煙草を吸うよりも仕事で灰皿を掃除していた時代を思い出して、あのタールくさい火消し水の匂いが何処からともなく漂ってくるようで長居はできませんでしたが(苦笑)。

 

展示は既に終了していますが、Facebookで様子を見る事ができます

www.facebook.com

伊賀上野で忍者列車に乗ってきた

先日、三重県伊賀上野に行ってきました。

京都からは車で1時間と少し。

 

JRと伊賀鉄道が乗り入れる伊賀上野駅横の駐車場に車を停めます。

朝の5時から営業で係員のおじさんに1日料金500円を渡すタイプの駐車場。

地方の駅に行くと時折こういう駐車場ありますけど、朝の5時からおじさんが一人で出勤してるのかと思うとこういう光景も昭和遺産な気がしないでもないです。

人件費とか考えたらこの先どんどん自動化されていくんじゃないかな、と。

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伊賀上野駅、JR関西本線と私鉄の伊賀鉄道は共用の改札を使用しています。

昔ながらの跨線橋がある駅。

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ほどなくやってきた伊賀鉄道に乗車。

車窓からは上野城も見えました。

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10分も経たずに上野市駅に到着、ここで降ります。

降りるといきなり忍者がお出迎え。さすが伊賀流忍者の里。

着ている服がなでしこリーグ伊賀フットボールクラブくノ一のユニフォームというのがいいですね。

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コインロッカーにも忍者。

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上野市駅前の風景。

奥の映劇と書いてあるビルが激しく気になります。

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そのビルの前にあるアーケード。

普通こういうアーケードって両側に店が立ち並ぶと思うのですが、ここは片側にしかお店が無い模様。

元からなかったのか、後からなくなったのか。

一人だったら探索しに中に入るのですが、子供に手を引かれてあえなく離脱・・・。

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駅前を一回りしたところで再び改札を通って電車に乗ります。

ホームの案内板もいい感じですね。

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・・・と、視線を横に向けると忍者にコッソリ見られてました!

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やってきたのはお目当ての伊賀鉄道名物忍者列車。

松本零士先生のデザインの一度見たら忘れられないデザイン。

子供も鉄道関連のDVDで見た事があったので大喜び。

伊賀鉄道の公式サイトに運行ダイヤが記載されているので乗車計画も立てやすくて有難いです。

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車内はそこかしこに忍者テイストが

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さて、伊賀上野まで来たらやはり外せないのが伊賀流忍者博物館

館内を順路にしたがって見て廻るような所かと思っていたら、座敷に見学者がひととおり集まったところでお喋りの達者な忍者さんが色々なからくりなどを説明してくださる、というものでした。

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ところで公式サイトによると

ここではくノ一(女忍者)が皆さんを屋敷の隅々まで案内し、室内に仕掛けられた数々の仕掛け・からくりを実演してご案内します。

と、くノ一が案内すると断定してあったけど、どう見ても男の忍者でした。

化けてたのかしら?

伊賀流忍者博物館

 

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併設の建物では各種手裏剣や鎖かたびらをはじめ、忍者に関する色々を展示。

男の子は喜ぶんじゃないかな。

私なんかは忍者といえばハットリ君だったんですが、今の子供には忍者といえばニンニンジャーのようで、館内にポスターも貼ってありました(撮影協力したらしい)。

 

ところで、忍者博物館の周囲でちょくちょく見かけたのがこんな看板。

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よく見てみると一番下に「G7対応観光案内版」とありました。

伊勢志摩サミットが近くであったから設置したのでしょうね。

 

ninja-mai.com

 

伊賀嵐マイさん、結構可愛いじゃないか。

COOL JAPANですな

8月に読んだ本・雑誌・漫画

 8月が終わってしまう!
という事で先月から始めた読書感想まとめてつける日記です。
 

 シン・ゴジラを見て、庵野総監督自身はSNSをしていないのだけれど奥様の安野モヨコさんがtwitterをやっておられて、宣伝や庵野総監督の様子をツイートする様子が流れてきて、そういえば過去に読んだコミック監督不行届で、いい夫婦だなあと思ったのを思い出して再読。

やっぱりいい夫婦。

そうしたら、1話数分のミニ番組でアニメ化されていたということを知りこちらも見たくなり購入。

既に購入済の原作コミックもセットでついてくるんだけど、加筆されているし最後にコミック版にはなかった庵野さんから安野さんのラブレターがついていて、これがまたいいんだ。

公共の出版物であんなに奥様への愛を語れる人なかなかいないよ。

アニメの方も、声(山寺宏一林原めぐみ)がなんだかとても絵柄に合っていて、大満足の内容だった。

 

 特集は「冷たい麺。辛い麺。」

冷たい麺は好きなのでこれ読んで色々食べに行きたいところ。

そして各種連載、今月も読み応えあり。 

 

GOETHE[ゲーテ] 2016年9月号[雑誌]

GOETHE[ゲーテ] 2016年9月号[雑誌]

 

 特集は最新湘南ライフ。

店情報メインのハナコやオズマガジンと違い、在住有名人のお宅訪問、セカンドハウス情報など不動産関係が多かった印象。

成功者が湘南に建てる邸宅は憧れですな。

ところで小林克也さんのお宅が載ってたけど、私なんか写真で家の場所分かっちゃうけどいいんだろうか(苦笑)。

あと、石原慎太郎の特別寄稿や木村太郎のコラムは読み応えあった。

政治関連では色々物議を醸す慎太郎氏だけれど、湘南の歴史の生き証人なのは間違いない

 
日経おとなのOFF2016年8月号

日経おとなのOFF2016年8月号

 

 こちらもお店情報は最小限で、京都にまつわる豆知識、小ネタが充実。

ブラタモリでお馴染みの京都高低差学会梅林さんのページやベストセラー京都嫌いの井上章一さんのページだけでも買う価値があった一冊。

いいかげんお店情報メインの地域情報誌は食傷気味なんで、こういう切り口の特集はいいですね

 

 

 作者自ら普段作る料理を紹介するエッセイ漫画。

メニュー自体は煮魚、豚肉のしょうが焼き、カレー・・・と、定番のメニューが並ぶんだけど作り方がどれも手を抜かず丁寧な仕事なのでそれは美味しそう。

ただ、一度に作るのがアシスタントさんの分も含め10人前とかになるのでそのへんのスケールメリットで美味しくなる部分もあるだろう。

それにしても美味しそうだ

 

 

ほんとねこ

ほんとねこ

 

猫を飼っている書店員(作者本人)の本と猫と夫婦の話。

猫と本屋の話が絡み合うというよりはそれぞれは別個のエピソードで構成されているので目線としては若干散漫になるキライもあるけれど、猫がとにかく可愛く可愛く描かれているので先日出た続巻も買います

 

 

 

 

以下、現状の見読本。

先月からあまり変わってない(汗)

 

 

サポルト! 木更津女子サポ応援記(1) (アース・スターコミックス)

サポルト! 木更津女子サポ応援記(1) (アース・スターコミックス)

 

 

 

 

いぶり暮らし 4 (ゼノンコミックス)

いぶり暮らし 4 (ゼノンコミックス)

 

 

 

西荻窪ランスルー 1 (ゼノンコミックス)

西荻窪ランスルー 1 (ゼノンコミックス)

 

 

 

猫のお寺の知恩さん 1 (ビッグコミックス)

猫のお寺の知恩さん 1 (ビッグコミックス)

 

 

 

写真家の流儀 (エイムック 3467)

写真家の流儀 (エイムック 3467)

 

 

 

 

 

305f.hateblo.jp

 

 

はじめてのNATURA CLASSICA

今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2016夏」という事なので便乗して・・・

 

数年前、相方が河原町の小さなカメラ屋さんの店頭で偶然見かけた富士フィルムのフィルムコンパクトカメラ・NATURA CLASSICA。 

 周囲に使っている人もいて、名機だというのは存じていました。

製造中止だしこれも出会いだし・・・でも安い買い物でもないし・・・と悩んでいた相方に「私も使っていいなら半分お金出すから買っちゃいな」と買わせたものの、自分は使う事も無く数年が経ったこの夏、何故か急に使ってみたくなって外出時には持ち歩いてました。

 

 相方もここしばらくは使っておらず、最初に持ち出した時には電池が切れていて使えないとかありつつ、初撮影は岐阜に行った時。

樽見鉄道モレラ岐阜駅で列車に乗った家族を見送り車に戻る際に線路脇にあった廃車を撮った一枚。

廃車って何故かカメラを向けたくなります。

305f.hateblo.jp

 

中には相方の撮影途中のフイルムNATURA 1600が入れっぱなしだったので、夏空の快晴下でどうかなと思っていたけど案外ちゃんと写っていました。

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次の写真はIngressのミッションをやりに夜の河原町へ行った時。

305f.hateblo.jp

 お店の看板がカラフルで面白かったので撮ってみました。

本当はもう少し下にカメラを向けたかったところでしたが、撮っている自分の目の前に駐車車両があったのでこういった画角に。

違法駐車ダメ・ゼッタイ。

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広角側F2.8のレンズにISO1600だからそれなりに夜も撮れるとは思っていましたが、思っていた以上にいいですねこれ。

夜の繁華街とか撮って歩きたい。

 

 

最後は、とあるお祭りの縁日。

子供を寝かしてから行った*1ので屋台は軒並み店じまいの最中。

時刻は夜10時を回り、ただでさえ暗い沿道は屋台の灯りもどんどん消されていく中、それでもしっかり写ってくれました。

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これまでLOMO SMENA8Mと、vivitar ultra wide&slimというトイカメラでフィルムは使っていましたが、ちゃんとした(?)フィルムカメラは初。

軽いし昼も夜もちゃんと撮れるし、街撮りスナップに活躍しそう。

フィルムもタダではないので、デジタルの街撮りの時のように瞬発力で撮る*2というよりは、落ち着いて一呼吸置いて撮ることを心がけて、これからも使ってみたいと思います。

 

 

ちなみに、今回現像とプリントをお願いしたのは京都東山二条にある『Photolabo hibi』さん。

フィルムもデジタルも細かい指定を聞いてプリントしてくださいますし、写真に関する可愛い雑貨も取り揃え、各種ワークショップも開催されています。

地元にこういうお店がある幸せを噛締めつつ、今後ともお世話になります

labo-hibi.com

 

*1:子供は開催日2日ある内の初日に連れて行ってその時は写真はナシ

*2:あくまで私の撮り方です

夜の京都を徘徊する そして丸善京都檸檬ミッション

ポケモンGO、流行ってますね(挨拶)。

公開当初の、外でスマホ持って歩いている人は全員やっている、というような状態からはさすがに落ち着きましたが、今でも街中でプレイする人はよく見かけますし、いわゆる「巣」と呼ばれるスポットにはまだまだ人が殺到しているようで。

 

そんな中、私はそこまでハマる事も無く相変わらずIngress*1をやっています。

まあ、やっているといっても数日に一度、1時間程度プレイする程度なんですが。

 

そんなIngress界隈では、先だっての週末に丸善京都本店をゴールとする公式ミッション*2が公開されまして、クリアすると先着で記念品が貰えるという事だったので行ってきました。

 

記念品の受け渡しは8/20・21の土日、丸善京都本店の営業時間中だったのですが、両日ともミッションをこなして記念品を受け取るというのは仕事や地蔵盆行事で時間的に難しかったので、前日の19日夜にミッションをこなし、20日に記念品の受け取りだけにまた丸善に行く事に。

 

金曜日、夜21時半頃に地下鉄東西線京都市役所前駅に到着し、まずは寺町通北へ。

道中、久しぶりにスナップ写真を撮りつつ・・・といっても夜の街撮りはほぼ初めてに近く、手持ちの機材では夜はノイズが酷いのでオリンパスのアートフィルターでラフモノクロームをかけて誤魔化すという作戦に(笑)。

という事でここからは久々の街撮りスナップで下手くそですが、写真と共にお送りします。

 

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駅から数分でミッションスタート地点の「井原西鶴句碑」に到着。

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 今回のミッションは梶井基次郎の小説「檸檬」で、主人公が寺町二条の八百屋「八百卯」で檸檬を購入し、丸善京都本店にその檸檬を置きに行った、というストーリーになぞらえたミッション。

檸檬 (角川文庫)

檸檬 (角川文庫)

 

 

とはいえ八百卯は数年前に閉店し、当該ポータルも無いので八百卯のあった場所から一番近い「井原西鶴句碑」がスタート地点になっています。

 

それを言い出すとゴールの丸善京都本店だって小説に出てきた店は移転前で現在お店がある河原町通ではなく三条通にあったという話ですが、まあ細かい事は気にしない方向で、いざミッションスタート。 

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 寺町二条から河原町通に出て、京都市役所前のなんだかお洒落な時計の前を通り・・・

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御池通を渡って更に河原町を南下。バリ料理店の人形撮ったり・・・

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路地があればカメラを向け・・・

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三条通を渡ります。

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 今回は単焦点しか持ってこなかったのと、ブログに載せるのに人が写るのを嫌ってこんな写真ですけど、夜で人通りの少なくなったアーケードは望遠で圧縮して撮るのも面白いかなぁ、なんて。

今度機会があれば撮ってみたいと思いながら更に南下。

 

昨年1月に閉店した京劇*3は、工事用の囲いで覆われていました。

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 京都の学生なら一度は行ったことあるんじゃないかな、という京劇ボウル。

私は大学が京都では無かった事もあってか、思えばボウリング場の方には入った記憶はありませんでしたが、同じ建物に入っていたアイリッシュパブでありスポーツバーの「HUB」は何度かお世話になった覚えが。

サッカーのワールドカップ予選などを見に行ったものです。

 

跡地にはホテルができるとか。

このところの京都(に限らないんだろうけど)は大きな建物が無くなると跡地にホテル、というパターンが目立つ気がします。

インバウンド目当てなんだろうけど、中国あたりの景気もそろそろアレなんで、完成する頃にはどうかな、なんていらん心配をしたりしなかったり。

 

 京劇を過ぎ、六角通までやってきました。

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ユニクロ・ロフト・ゴディバなどが入る「ミーナ京都」は東宝の直営館である京都宝塚劇場(京都人にとっては京宝の愛称でお馴染み)と京都スカラ座の跡地にできたもの。

小さい頃は親に連れられここにドラえもんを見に来たものですし、ゴジラも確かここで見たかな。

外で券を買って横にあるエスカレーターで二階に上った記憶。

高校生になってからは下にあった駸々堂書店、それが倒産してからは後を引き継いだブックファーストに足しげく通ったものです。

 

Googleで画像検索をすると当時の姿が見られる・・・いい時代ですね。

京都宝塚劇場 - Google 検索

 

そんな感じで昔に思いを馳せていると、ゴールの丸善京都本店に到着。

実は再オープン後まだ未訪なのですが今回も訪れたのは閉店後なので入れず。

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丸善の隣には期間限定でリアルレゾネーター*4というポータルが。

 

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http://honto.jp/library/cp/hybrid/campaign/ingress/story/img/pc/img_story_02.jpg

 檸檬に形が似ているよね?ね?

といういささか強引なこじつけでストーリーが展開されているようで、その一環の模様。

記念にハックしておきました。

 

ちなみに翌日、記念品を貰いに再訪し店内に入るとレゾネーターの実物が置いてありました。

とてもよくできてる・・・商品化してくれないかな。

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 さて、ミッションは終わりましたけど折角なので帰り道もカメラ片手にウロウロします。

まずは路地を入って木屋町方面へ 

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木屋町通は金曜の夜という事もあって飲み会終わりの団体が店の前に溜まっていたり、客引きが多かったり、高瀬川にリ●ースしてたりとなかなかのカオス状態。

写真撮ってる感じじゃないな、と足を進めます(こういう光景こそ撮るべきだ、という向きもあるかもしれませんけどそういうのは苦手なので・・・)

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 一度中に入ってみたい旧立誠小学校の真向かいにある13番路地から先斗町に抜けます。

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そして先斗町を北上して三条京阪から地下鉄に乗って帰路についたのでした。

夜の撮影という事を抜きにしても、ここ数年写真をじっくり撮る機会が減っているのでまず何にレンズを向けたらいいのかという、そのへんの感覚からリハビリが必要だなと感じた写真散歩。

お目汚し失礼しました

 

 

INGRESSを一生遊ぶ!

INGRESSを一生遊ぶ!

 

 

*1:ポケモンGOを開発したナイアンテック社がポケモンGOより先に開発した位置情報ゲーム。ポケモンGOのポケストップのやジムの大半はIngressのポータル(拠点)情報を流用しているというのはよく知られた話

*2:指定されたポータル(Ingressでいう行動拠点)を巡ったりすると画面上に達成記念のメダルがもらえるという仕組み。これによって各地の観光・史跡めぐりなどIngressの楽しみ方が広がっている

*3:正式名称京劇ドリームボウルというボウリング場

*4:レゾネーターというのはIngressで登場するアイテム。これを8本ポータルに挿すと、別のポータルとリンクを繋ぐ事ができる。それの実物模型がリアルレゾネーターという事

岐阜 大垣で名物の水まんじゅうを食べて涼んだ

所用があり、岐阜県大垣市とその周辺へいってきました。

 

大垣というと松尾芭蕉奥の細道むすびの地だったり、水の都といったイメージ。

あと、昔のJFLを見ていた人間としては西濃運輸も大垣だったし、そういえば100円ショップのセリアも確か大垣発祥だったっけ。
それから、プロレス好きとしてはなんといっても新日本プロレス100年に1人の逸材・棚橋弘至選手の出身地。
Wikipedeiaの出身有名人の欄にも勿論・・・・あれ?載ってないw
大垣市 - Wikipedia

逸材・・・ #そうか
同じ立命館大学の名士である稲川良夫さんの名前まで載っているのに・・・逸材

 


さて、そんな大垣へは京都から車で1時間ちょっと。
よく青春18切符ユーザーが静岡県の東西の長さをdisりますが、それを言うなら名神高速利用時の滋賀県の長さも大概disされてもいいと思うんだ。


走れども走れども滋賀県


新名神に慣れた身にはアップダウンとカーブも多くて走行時間の割りに結構疲れました。

大垣で所用を済ませ、お昼はモレラ岐阜というショッピングモールへ。
子連れだし知らない土地でレストラン探して彷徨うよりは、こういったモールのレストラン街なりフードコートを目指すのが得策。

www.malera-gifu.com

 

それにしてもデカいなモレラ岐阜
周りに田園と柿畑が広がる広大な土地の中、突然現れる巨大なモール。
wikiで調べてみたら、オープン直後に人が集まりすぎて暴行騒ぎがあったとか。
強暴だな中京民。

オープンした2006年4月29日からゴールデンウィークの5月6日までの8日間、当初想定の1日約5万人よりも多い1日約7万人、累計約58万6,000人の来客があった。そのため浄化槽が処理能力を超え機能しなくなり、店舗東側に流れる糸貫川に未処理の汚水が溢れる恐れがあったため、5月6日は急遽17時で閉店した。しかし店側の不手際により臨時閉店を知らずに来た買物客の一部が警備員や警察官に暴行し、逮捕される騒ぎとなった。また翌7日も入場制限を行い17時で閉店した。

モレラ岐阜 - Wikipedia

 

モレラ岐阜、施設内の各所にビラが貼ってありましたが、おそ松さんとのコラボイベントで「モレラ松さん」なる企画をやっていました。モレラ松さん・・・語呂が悪いというか無理やりすぎない?
と、思ってたら限定グッズは高騰してるとか。おそ松さん人気すごいな(当方マッタク興味の無い人)。

osomatusan.com

 

 

食事を済ませたら、モレラ岐阜の目の前にある樽見鉄道モレラ岐阜駅へ。
ここから相方と子供は大垣駅までほんの少しの列車旅というレクリエーション。
私は2人と別れて大垣駅へ車で向かうという算段。往復だと多分子供が飽きるので(苦笑)。


こんなに巨大なショッピングモールの最寄り駅ですが、なんせ樽見鉄道は約1時間半に1本という列車本数の単行単線ディーゼルなローカル線。駅もこじんまりしたものです。
「もれらぎふ」って平仮名の駅名標がなんだか可愛い。

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列車に乗った2人を見送り車で大垣駅へ向かうと、さすがに列車の方が早かったらしく、先に着いた彼女らは私が着くまでの時間つぶしに養老鉄道の電車を見に行っていました。


大垣駅というのは何気に鉄道天国なんですね。
JRでいうと東海道線は勿論のこと、東海道線美濃赤坂支線もあるし、私鉄の樽見鉄道養老鉄道。貨物もJR貨物に加えて矢橋工業から来る西濃鉄道も来る。


私なんかは大垣駅というとやっぱりムーンライトながら、そしてその前身の大垣夜行のイメージが強い。
全席自由席の大垣夜行の席取りの為に発車2時間前からホームで並んだ事も一度や二度じゃなかったなぁ、と思い出話。

 

 

養老鉄道の入場券が硬券だったとはしゃぐ相方と合流し、ここからがやっとこのエントリーのタイトルにある水まんじゅうを食すくだり(前置き長っ!)。

 

大垣駅の南口を出てロータリーを左手に進むとすぐにあるのが、創業寛政10年という老舗「金蝶園総本家」さん。

www.kinchouen.co.jp

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店名を冠した金蝶園饅頭という酒饅頭がとても美味しいお店なのですが、豊富な湧き水で有名な大垣ですから、夏はやはり水まんじゅう。4月下旬~9月下旬だけのお楽しみ。


店の外では見るからに涼しそうな水槽に水まんじゅうを沈めた屋台が出ていて飛ぶように売れています。
ここで買って道端などでチュルンと食べるのもいいのですが、今回は折角なので店内へ。


お店の方に店内で食べたい旨を言うと整理券を渡されます。
座席は満席だったので、店内に並ぶ色とりどりの美味しそうなお菓子を物色してると席が空いたようで案内されました。

 

メニューとしては、水まんじゅう2個入りが380円、3個入りが500円。

今回は3個を注文。2個入りはこし餡、抹茶餡ですが、3個入りだとそれに加えて季節の餡の水まんじゅうが加わります。
季節の餡は月替わりなようで、今月は葡萄餡でした。

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うっすら透けて見える餡を包む、葛にわらび粉を混ぜた生地の饅頭が砕いた氷を浮かべた水の中に沈む様は見た目に涼やか。
一緒に出されるこれまた冷たい緑茶と共に、目と舌で涼を感じました