明智鉄道、岩村駅から再び列車に乗り、やってきたのは終点明智駅。
終着駅の静かな佇まいも、この周辺は観光地化されているので幟旗などが賑やか。
駅からすぐの町なかは、日本大正村といって大正時代の建物を保存していたりして町並み散策のできる場所になっている。
似たようなネーミングで明治村というのがあるけれど、あそこは入場料を払って入るテーマパーク的施設なのに対して、大正村は町そのものがテーマパークとして観光と生活が一体化している感じ。
とりあえず帰りの列車まで30分ほどの僅かな時間しかなかったけど、町並みを色々撮影してみた。
駆け足で散策してみて、印象としては保存されている建物は大正っぽいものなのだけれど、それ以外の町並みそのものは昭和感が強い。
それなりに町並みも広範囲なので、30分程度ではまったく見て回る事ができなかった。
明智駅に戻り、さきほど乗ってきた列車の折り返しで恵那に戻る。
その前に駅内の明智鉄道グッズ売場を覗いてみると、使用済み硬券が売っていた。
いい商売しているなぁと思う。
帰りは途中下車する事なく、終点の恵那駅に到着。
駅の隣にある「えなてらす」なる土産物と物産を扱う店で朴葉寿司を買う。
今は見る事も少なくなった木の跨線橋を渡ってホームで食べてみる。
朴葉寿司というのを食べるのは初めて。
笹寿司のように、具材1種類が巻いてあるのだと思っていたら、思いのほか具沢山でなかなかのボリューム。
買った時、笹寿司と同じ感覚で箸はいらないとレジで言ってしまったものだから、思いのほか食べるのにてこずったけれど、これはこれで旅の食事という感じで良かった。
帰りはクロスシートで中央本線の長閑な風景を見ながら名古屋へ戻って旅は終了。
名古屋の用事のついでという事で工程を詰め込んだけれど、色々行きたかった所に行けたのは良かった一方、それぞれの滞在時間が今回は短すぎたかなという感じ。
また今度は家族連れででも行きたいものである