アレなウイルスがアレな事もあって、旅やおでかけをしてもすぐにブログにアップするのは気が引けるような心情で、そんな事をしていると元々の遅筆に拍車がかかるわけで、いつとは申しませんが数ヶ月前の事。
そういえば宇治というのは近い割にちゃんと連れて行った事が無かったので、予定の無い休日の午後からフラっと家族でおでかけしてきました。
JR奈良線で宇治へ
高校時代は通学に毎日使っていた奈良線ですが、乗らなくなってウン十年。
205系、これもあまり乗り慣れない車両。
私自身は頻繁に鎌倉方面へ出かけているので、多分新横浜から横浜線を利用する時に乗車しているとは思いますが、関西圏で乗るのは初めてじゃないかな。
ロングシートに揺られ、さっそく車窓に時折現れる茶畑を眺めていると10分ほどでJR宇治に到着。
JR宇治駅
駅前ロータリーの一角になかなかの存在感で鎮座する茶壷型の郵便ポストを見てから、いざ散策開始。
ここ1年ほどの傾向でしょうが、やはりというか駅から平等院へ続く道に観光客の姿は少なめ。
平等院
言わずと知れた宇治を代表する観光地。
確か学生時代に一度来た筈なのですが、ほとんど記憶に残っておらず気持ち的には初訪問に近い感覚
藤原道長・頼道親子、国風文化、「この世をば・・・」の歌など、社会や日本史の授業で習った単語が断片的に思い出されますが、系統立てて時代背景や時系列、人間関係なんかを説明しろと言われるともう記憶が曖昧になっていたり。
このあたり、近い将来子供も授業で習うだろうからちゃんと説明できるようにしておきたいなと、山川の教科書とか資料集を買うのもいいかな・・・などと思いながら境内を散策
天気はポカポカと穏やかで風もなく、池に映った鳳凰堂の姿も美しい。
多分、アレなウイルスの流行前なら鳳凰堂の真正面から写真を撮ろうにも大混雑だったと想像できますが、今は余裕をもってベストポジションからゆっくり鑑賞ができました。
鳳凰堂の正面から拝観順路に沿って歩くと自動的に通されるのが鳳翔館という、いわゆる寺宝館。
2001年開館との事で、私が以前来た時は無かったと思われます。
通信販売もやっているようです。
スターバックス
「スターバックス リージョナル ランドマーク ストア」は、日本の各地域の象徴となる場所に建築デザインされ、地域の文化を世界に発信する店舗の総称です。訪れる人々がその地域の歴史や伝統工芸、文化、産業の素晴らしさを再発見し、その発見を通じて地域へ絆を感じられるよう、様々なローカルのデザインエレメントを織り込んでいます。
木の温かみを生かした天井と切妻屋根が印象的。
季節によっては紅葉や桜を眺めながらお茶ができるのでしょうか。
平等院の中は広い境内という事もあいまって人の多さは感じなかったのですが、こちらは店内も外のテラスも結構な賑わい。
この時期にしては気温も暖かかったので、外のベンチに空きを見つけてフラペチーノで休憩。
次は店内でゆっくりしたいもの。
休憩を終えてそろそろ帰路へ。
宇治橋を渡っていると、併走する線路にJRの221系が走っていきました
京阪宇治駅
コンクリート打ちっぱなしのなかなかモダンなデザインです。
この方、元々は陶磁器メーカーたち吉のプロダクトデザイナーだったそうですが、その後独立して建築方面のお仕事をされたそう。
鉄道関係のお仕事で言えば、南海特急ラピートもこの方のデザインだそうで、なるほどこの駅と同じく個性的なデザイン。
切符を買おうと券売機の前に行くと、こんな貼紙がありました。
京都駅までのご案内
3当駅→徒歩約10分JR宇治
ホームに上がると京阪10000系が停車中。
普段近すぎてなかなか行く機会の無い宇治でしたが、いざ行ってみるとやはりいいところでした。
*1:このへん、鉄道旅は好きだけれど車両に関してはあまり興味が無かったので知識が浅い