京都右往左往

京都で彷徨っている

平成最後の秋 湘南モノレールと江ノ電の旅の記憶

どうも、11月になってしまいました。

下書きに書きかけで1年寝かした記事、昨年の11月23日・勤労感謝の日に湘南・鎌倉・江の島方面を撮影した記事をやっとアップです。

 

京都から始発の新幹線のぞみに乗り、新横浜から在来線で大船へ。

大船からは湘南モノレールに乗って終点の湘南江ノ島駅へ。

 

湘南江ノ島駅はこの旅の直前に改装工事が終わり、駅名標も明るくポップな感じで絵入りになっていました。

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頭端式のホームを歩いて改札へ。

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リニューアルされた湘南江ノ島駅の目玉、ルーフテラス。

遠くに富士山、眼下に江ノ電が見える絶景スポットになっています。

いわゆる「電チラ」スポットですかね。
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駅の外へ。

とにかく外観が綺麗になりました。

まあ、以前のコンクリート打ちっぱなしで得体の知れない顔出し看板のあった駅舎も嫌いではありませんでしたけれど、やっぱり綺麗なのにこしたことはない。

なお駅舎内のテナントスペースはまだ工事中でした。

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ぶらぶらと歩いて龍口寺方面へ。

丁度お寺ではマルシェのようなものが開催中。

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龍口寺前の併用軌道が大きくカーブするところ、少し前にタモリクラブの鉄道急カーブ特集でも取り上げられてましたが、そこを走る300形をオリンパスのフッシュアイボディキャップレンズで。

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腰越方面からやってくる1000形、LEDの方向幕は秋らしくモミジ。

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商店街を腰越の駅の方へ歩く。

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可愛らしいイラストの描かれた腰越駅から江ノ電に乗ることにしました。

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(つづく)

令和元年大津祭曳山巡行

10月13日、前日の台風が過ぎた快晴の大津市

前夜の宵宮は台風の影響で中止となりましたが、この日の本祭曳山巡行は無事行われたので撮影に。

www.otsu-matsuri.jp

 

祭りのメインは13基の曳山が大津の街を巡行する事なのですが、私は気がつくとここでも曳山に先立って巡行する神輿をメインで撮影していました。

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大津祭といえば、京阪電車京津線路面電車区間を巡行し、京阪電車800系と絡めた写真が撮れる事で知られていましたが、今年からこの区間を曳山が通る時間帯は京阪電車が運休(区間折り返し運転)し、もう見られない光景に。

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それでもなんとか、鉄道風景と絡めて撮れないものかと試行錯誤しましたが、難しい物です。

交通や安全への配慮とはいえ、少し寂しい。

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最後の最後に曳山の上から撒かれる粽を手に入れることができ、帰宅。

今年は祇園祭の粽を手に入れられなかった*1ので玄関に飾ろうと思います。

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*1:今年は宵山の遅い時間にしか行けなかったので軒並み売り切れてた

郡上八幡に行ったけれどカメラを持っていかなかったので10年前の写真で代用してみる

先日のお彼岸は、台風が近づく中岐阜県の某市へお墓参りに。

お墓は名神高速道路のインターから30分ほどの場所なので、朝に京都を出てお墓参りが終わったのがお昼前。

当初は台風も来ることだしすぐに帰るつもりだったのですが、現地での天候と進路予想を見て、このまま帰るのも勿体無いという事で急遽寄り道をして帰る事に。

 

向かった先は郡上八幡

お墓のある名神高速沿線からも1時間半ほどで着く近場の観光地。

吉田川の河原で子供を水遊びさせたり、流響の里という観光施設でこの街の名産でもある食品サンプル*1を見学したり、神刃楽さんというお店では美濃和紙や関の刃物を土産に物色したりと、散策を楽しみました。

www.ryukyonosato.jp

shibaraku-gujo.jp

 

この時、先述のように当初は立ち寄る予定も無かったのでカメラを生憎持っていっておらず、スマホで子供の写真をひたすら撮るのみ。

そこでふと思い出したのですが、今から10年程前、2009年の8月に一人で郡上八幡に行った事があったなと。

そういえばその時の写真が確か撮るだけ撮って何処にも公開していなかったと思うので、この機会に載せてみようかなと思います。

 

 

郡上八幡といえば長良川鉄道が有名ですけれど、いかんせん本数が少なくて利用するとなれば綿密な計画が必要なところ。

この時も岐阜で用事の合間に数時間暇ができたので、突発的に向かった旅だったので交通手段は自家用車。

 

まず車を観光客で賑わう街の中心部から少し離れた市営の駐車場に停め、歩いていくと現れるのが「いがわ小径」。

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鯉も泳ぐきれいな水の流れる小川・・・用水でしょうか?その脇を歩ける散策路になっています。

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いがわ小径を歩いて、吉田川の河原へでてきました。

ここにかかる橋の上から地元の子供たちが川へ飛び込むのが名物のようです。

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こういう、川沿いから民家の裏側が見える光景というのがなんだか好き。

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先ほどの橋の上にやってきました。

よくこんなところから飛び込むなぁ、と足がすくむ高さ。

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水が豊かな土地は、花も生き生きと各所に咲いていました。

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郡上八幡の古い町並み。

この時期、夜は有名な郡上おどりが毎晩のように行われます。

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水がきれいな山間部の観光地あるある。

湧き水で野菜や果物を冷やしがち。

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道の上に吊るされた巨大な提灯。

夜にはこれが灯るそう。

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観光地として有名な宗祇水。

上から何段か升目にくぎられたプールを水が流れ、順に綺麗な水として使用されます。

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長良川の支流、吉田川。

長良川といえば鮎の友釣りですが、こちらにも太公望で賑わっていました。

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山間部の観光地あるある。

民芸茶屋の店先で鮎を塩焼きにしがち。

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旧八幡町役場の「場」の字、この書体は初めて見ました。

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こうやって10年前の写真を見返して、先日再び訪れたときの事を思うと、町並みは殆ど変わっていないし観光客の数も当時からあまり変わっていない印象。

これぐらいの規模で、これぐらいの賑わいだとあまり疲れる事無く散策できるし、次はやはり郡上踊りの季節に泊まりに行って、長良川鉄道にも乗りたいなと思うのでした

 

水の恵みを受けるまちづくり―郡上八幡の水縁空間

水の恵みを受けるまちづくり―郡上八幡の水縁空間

 
おとな旅プレミアム 飛騨高山・白川郷 飛騨古川・下呂温泉 '19-'20年

おとな旅プレミアム 飛騨高山・白川郷 飛騨古川・下呂温泉 '19-'20年

 

 

*1:食品サンプルの生産量日本一

米津玄師歌唱で一躍有名になった大塚国際美術館再々訪(びじゅチューン作品リスト付)

昨年末のNHK紅白歌合戦
米津玄師さんが中継で歌唱した場所という事で、一気に知名度の上った感のある大塚国際美術館


我が家は過去2回訪れていたので、中継の冒頭長い階段と扉が開いて中の礼拝堂が見えた瞬間、何処で歌っているかピンときたものでした。

305f.hateblo.jp

 
そんな大塚国際美術館に3度目の訪問。


昨年は美術館こそ行かなかったものの、徳島市内へ日帰り観光に訪れているので、ここ数年なんだかんだと毎年のように訪れている徳島県

 

朝7時に京都を出て、淡路のサービスエリアで快晴の明石大橋を眺めながら朝食を食べ、ついでに淡路名物のたまねぎスープ*1を買うなど休憩を挟んで2時間半ほどで大塚国際美術館へ。

 

日本一高いといわれる入館料*2を払い、長い長いエスカレーターをのぼり、館内へ入ると正面がシスティーナ礼拝堂
米津玄師さんの歌唱が行われたホールがこちらで、脇にはちゃんとその案内が貼ってありました。

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礼拝堂を出て、次に目に飛び込んでくるのはT.M.Revolution西川貴教氏。

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現在開催中の『アートコスプレフェス』というイベント、これは名画に描かれる人物の衣装を実際に着て記念写真が撮れるというものなのですが、西川さんはそのイメージキャラクターだそうで、実際に宣伝の為撮影した際に着ていた衣装も展示されていました。

(※11/24まで開催中)

o-museum.or.jp


~アートコスプレ革命、始まる~ #アートコスプレ フェス2019レボリューション A.C.Revolution

 


そんな西川さんを横目に、本格的な見学を開始。

やはり今回もNHKEテレで放送中のびじゅチューン!で紹介された作品を中心に鑑賞。


前回訪問時から、番組で紹介された作品も増えたのでリストを更新してみました。

(<>内はびじゅチューン!での曲名)
(★はびじゅチューン!曲での関連作品のうち、同美術館で展示があったもの)
※2019年9月時点での観覧順


美術館にも案内カウンターに作品リストがあるので参考にされるのもいいかもしれません(若干抜けや記載ミスがあった気もしますが)。

 

**********

わが唯一の望みの(「貴婦人と一角獣」より)
<貴婦人でごめユニコーン


ヴィーナスの誕生/サンドロ・ボッティチェリ
<委員長はヴィーナス>


雪中の狩人/ピーテル・ブリューゲル
<雪中のフォーメーション<山>>


最後の晩餐/レオナルド・ダ・ヴィンチ
<最後の晩餐サンバ>


1500年の自画像/アルブレヒド・デューラー
<1500年のオーディション>


快楽の園/ヒエロニムス・ボス
<地元が快楽の園>


モナ・リザレオナルド・ダ・ヴィンチ
<お局のモナ・リザさん>


テュルプ博士の解剖学講義/レンブラント・ファン・レイン
<テュルプ博士の参観日>


ラス・メニーナスディエゴ・ベラスケス
ラス・メニーナス開演前>


真珠の耳飾の少女ヨハネス・フェルメール
<真珠の耳飾のくノ一>
★デルフトの眺望


牛乳を注ぐ女/ヨハネス・ フェルメール
<何にでも牛乳を注ぐ女>


四季(夏)/ジュゼッペ・アルチンボルド
<夏野菜のランウェイ>


大睡蓮/クロード・モネ
<睡蓮ノート>


ヒマワリ/フィンセント・ファン・ゴッホ
<ひまわりがお掃除しちゃうわよ>
★アルルのゴッホの部屋 ※展示場所はヒマワリと異なる


民衆を導く自由の女神ドラクロワ
<民衆を温泉に導く自由の女神


ムーラン・ド・ラ・ギャレットオーギュスト・ルノワール
<潜入捜査inムーラン・ド・ラ・ギャレット


笛を吹く少年/エドゥワール・マネ
<火消しが来たりて笛を吹く>
エミール・ゾラの肖像
★ナナ
★バルコニー
フォリー・ベルジェールのバー
(★オランピア びじゅチューン!では作品名のみ)


フォリー・ベルジェールのバー/エドゥアール・マネ
<人を真似る瓶>


カフェにて/エドガー・ドガ
エスパーカフェ>
★舞台の踊り子(エトワール)  ほか


グランド・ジャット島の日曜日の午後/ジョルジュ・スーラ
<月曜日モンスター>


オフィーリア/ジョン・エヴァレット・ミレー
<オフィーリア、まだまだ>


接吻/グスタフ・クリムト
<崖のぼり、のちキス>


リンゴとオレンジ/ポール・セザンヌ
<出会えないリンゴとオレンジ>


叫び/エドヴァルド・ムンク
ムンクの叫びラーメン>


我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか/ポール・ゴーギャン
<レーサーはゴーギャン

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ざっとこんなものでしょうか。

抜け、漏れがあったら多分妻からツッコミが入るでしょう(入りました)。

 

これだけの作品、複製陶板とはいえクオリティはものすごく高く、何より本物と同じサイズで見られるというのがいい。

 

例えばスーラのグランド・ジャット島の日曜日の午後は鑑賞スペースを広くとってあるので、作品に近づいて点描の技法を鑑賞もできるし、ぐっと後ろに下がって1枚の絵としての全体の観察もできる。

また例えば、ヒエロニムス・ボスの快楽の園は実物と同じく扉の表面と中面に作品が描かれ、それが一定時間で自動的に開閉するので本物の雰囲気を理解する事ができたりします。

 
そんな感じでじっくり作品を見つつ、子供のコスプレを写真に撮ったりして、気がつけばお昼時。
館内何箇所か食事できるところがあるけれど、前回同様朝イチで館内に入ると丁度このあたりでお昼時になる、という事でB2階にあるカフェ・ド・ジヴェルニーで昼食。

 

ここは食事メニューは3種類に絞り、混雑していてもスムーズなオペレーションで客にストレスを感じさせないあたり好感が持てるお店。

今回いただいたのはヴィーナスカレー1000円。

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ボッティチェリ作・ヴィーナスの誕生をイメージして貝殻型のお皿にホタテフライ。

横に添えられたラタトゥイユにさつまいもが入っているのが鳴門ならではでしょうか?

カレーは大塚グループの大塚食品ボンカレーを使用しているのかは分かりませんが、まあ美味しいカレーでした。

 

 

食事をして鑑賞再開。

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広大な館内は順路どおりに見学すれば歩行距離は4kmになるともいわれるこの美術館。
10時頃に入館して、昼食を挟んで結局すべて見学し終わったのは15時頃でしたでしょうか。

さすがにこれだけ見て回ると脚の疲れもなかなかのもの。

 

そういえば先日新聞広告で旅行会社の記事があったのですが、日帰りバスツアーでホテルでのランチの後、美術館スタッフの解説付で“たっぷり”3時間見学というものが載っているのを見かけたのですけれど、いやいやいや、3時間はたっぷりじゃないだろうという感想を持たざるを得ない大塚国際美術館


最後は売店で特産の鳴門わかめを購入して帰路へ。

そういえば売店にワインは置いてありましたが、徳島名物のすだち焼酎が置いて無かったのが無念でありました

 

大塚国際美術館 図録300選

大塚国際美術館 図録300選

 
びじゅチューン! 2020年カレンダー CL-0092

びじゅチューン! 2020年カレンダー CL-0092

 

 

 

 

*1:これが美味い

*2:大人3300円。オンラインチケットを利用すれば割引あり

阪急雅洛・京阪プレミアムカー乗り比べの旅

9月のとある休日。

以前から阪急電車の「京とれいん雅洛」に乗りたい乗りたいと言っていた阪急好きの妻の希望を叶えるべく、予定も特に無かったので阪急河原町駅へ向かいました。

 

 阪急京とれいん雅洛初乗車

www.hankyu.co.jp

 

雅洛は 阪急河原町駅の烏丸寄り、普段使用される機会の少ない2号線から発車。

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10時15分頃、梅田方面から入線してきました。

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各車ごとに趣の違う6両編成。

どの車両に乗るか、前日から悩みに悩んだ妻のチョイスで4号車に乗車する事に。

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4号車の山側(北側)は窓に向かってカウンター状のシート。

3人掛け(一部2人掛け)なので、丁度親子3人ここに座ります。

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窓の日除けは御簾状のロールスクリーン。

窓の上には竹。

扇子が飾られるなど、徹底して和の雰囲気。

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座席背もたれも畳に座布団なイメージの和風。

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発車まで暫く時間がある間、車内もそんなに混んでないのでまずは子供と妻が他の車両を探検に。

他にも探検している親子連れがチラホラ。観光車両ならではの光景。

2人が戻ってきて、交代で私も車内の見学に。

 

まずは車内のドア上のLED案内表示。背景がやはり和風。

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ドア付近はデッキ状に仕切りになっていて、車端部は観光ではない個人客も気兼ねなく乗れる感じ。

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ここが色々と話題をさらった坪庭。

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この車両は窓の上が障子のロングシート

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モケットの柄も素敵。

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こちらの車両は客室への入口に暖簾。

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専用Wi-Fiを使って前方映像の配信サービスがあるらしい。

ずっと車窓を眺めてたので今回は結局利用しませんでしたけれども。

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外に回ってみる。

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あれこれと車内外を見学しているとあっという間に発車時刻。

窓に向いた席で車窓を楽しみながら40分ほどで終点梅田着。

追加料金のかからない快速特急でこの車両が楽しめるのはいいな、という感想。

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梅田に着いて、名残惜しくまだ写真を撮る。

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京都線宝塚線神戸線の3線同時発車も。

時間があるならホームの端まで行って堪能したいところ。

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そうこうしているうちに、折り返し河原町行として発車する雅洛をお見送り。

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流し撮り失敗した)

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次から次へと発着する阪急電車

いつまでホームに居ても飽きないけれど、そろそろお昼時なので昼食をとることに。

 

 

お昼は梅田駅構内のトレインビューレストランで

向かったのは阪急梅田駅改札内神戸線ホームの端にある階段を上ったところにあるこちら。

www.osakana.kitchen

 

元々この場所と、丁度ホームの反対側(京都線乗り場)に2軒の喫茶店があったところ、昨年立て続けに閉店し、その後どうなるのかなと思っていましたが、無事に新しいお店がオープンしました。

ちなみに京都線側にはタリーズコーヒーが入っています。

 

 

 階段を上って店内へ。駅ホームに向けたカウンター席からは、一段高いところから梅田駅の巨大ターミナルが一望。

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このお店、ひっきりなしに発着する阪急電車を眺めながら、食事ができるお店。

トレインビューで美味しい魚が食べられるとか最高。

 

15時からのディナータイムは魚介をつまみにワインなどで呑める店。

トレインビューで呑めるとか最高。

 

とはいえ、メニューを見てるとコーヒー1杯でも気軽にお立ち寄りくださいともある。

トレインビューでコーヒーが飲めるとか最高。

※ちなみに夜も定食メニューがある模様。

 

今回、お昼は定食メニューが中心という事で、注文したのは「本日のおさかな定食」980円。

メインは鮭の西京焼。

肉厚の鮭は濃厚でありながらそこまでしつこくはなく、ご飯がすすむ味。

・・・だからこそ、ご飯の量はもう少し欲しかったかなぁ、という印象。

それはそれとして、魚も味噌汁も一品も、どれも美味しかった(お酒飲みたかった*1)。

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帰りは京阪特急プレミアムカー

大阪まで出てきたものの、特に用事もないのでそのまま京都へ帰る事に。

そのまま阪急で帰るのも面白くないので、大阪メトロで1駅、淀屋橋へ移動し、京阪電車で帰る事に。

 

折角なので、乗車券に500円をプラスしてプレミアムカーに初乗車。

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通常の特急に連結されたプレミアムカー

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車内の画面はニュースや天気予報、それに停車駅案内が流れるだけでテレビは映らないけれど、往年のテレビカーを思い出さずにはいられない。

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テーブル裏の案内が新幹線みたい。

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金色に光る鳩特急のマークがまぶしい。

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車内にはコンシェルジュが同乗してオリジナルグッズの販売も。

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そんな感じで40分ほどの電車旅。

正直どうだろう、昼間なら始発の淀屋橋からなら普通席でも座れるだろうし、私個人としての需要は京橋や天満橋、もしくは夜の淀屋橋からイベント帰りに疲れて座って帰りたい時なんかだと、500円プラスしてゆったり座って帰る事ができるのはありがたいかな、という印象。

車内の雰囲気は、JRのグリーン車にも乗った事がないのでちょっとかしこまっちゃって落ち着かなかったです(笑)

 

 

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*1:この後仕事の予定があったので自粛

初の親子二人旅はシンカリオンの聖地・大宮鉄道博物館へ

春休み。


そう、春休みの記事。
少しずつ書いてはいたものの、他の記事の更新に埋もれていた春休みの記事を今更書いている。
そんな事を言ったら昨年11月に鎌倉の海を撮った記事も完成間近で放置してあるんだけれど、それはまたおいおい。

 

そんな訳で春休み。
前々からサンライズ出雲(というか寝台列車)に乗りたいと言っていた奥さんが一人出雲へと向かい、子供と二人の休日。


さて、どうやって過ごそうかと思っていたところ、ふと思いついたプランは子供を連れてさいたまの鉄道博物館へ行って、上りサンライズで東京に着き東京の休日を一人過ごす奥さんと夕方合流し、家族三人で京都に帰ってくるというもの。


冷静に考えると奥さんを迎えに行くのに子供を連れて京都から東京へ行くというよく分からないプランなのだけれど、丁度この頃子供がテレビアニメ「新幹線変形ロボシンカリオン」にハマっていた時期だったので、聖地巡礼を兼ねて作中に超進化研究所大宮支部として何度も登場した鉄博と、ついでにこれまた作品に何度も登場した東京駅を見物しようかという、小学生から聖地巡礼を体験させる英才教育の旅(笑)。
かくして初めての親子二人旅が始まった。

www.shinkalion.com

 

まずは自宅最寄り駅から在来線で京都駅へ。

京都駅に着くと向かいのホームに特急はくとが停車中。

ディーゼル音を聴きながらの旅の始まり。

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京都駅7時半過ぎの東海道新幹線のぞみに乗車。
以前に子供とのぞみに乗った時は親子3人だったので海側3人掛の席。
今回は2人なので富士山側の2人掛け席に着席。
丁度天気も快晴で、車窓からは綺麗に富士山の姿が眺められた。

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ガンガンズダンダン*1と、超進化速度(体感)で走るのぞみ号は、2時間半ほどで東京へ。

品川あたりで車窓に東京総合車両センター田町センターに留置されている上りサンライズを見つけ、「お母さんはあれに乗って今朝東京に着いてるよ」などと子供に教えている内に東京駅着。


ここから大宮にある鉄道博物館へ向かう訳だけれど、東京駅から大宮へのルートは先のシンカリオンに登場した東(あずま)総司令長曰く、宇都宮線高崎線、いや京浜東北線でゆっくり行くのもいい。もしくは直接大宮に行くなんて勿体無い事しないで、中央線で新宿に出て埼京線という手も…と、実に多彩。

どのルートを使うかで小一時間は悩めそう。
しかし東京にめったに来る機会の無い関西人としては、この少ないチャンスにJR東日本の新幹線に乗りたいというもの。

 

と言う事で、一旦改札を出て自動券売機へ。
ここから先の切符を購入。
今回はJR東日本の「シンカリオン×てっぱくきっぷ」を利用。

www.jreast.co.jp


こちらは東京〜大宮の新幹線自由席と、大宮〜鉄道博物館前のニューシャトル、それに鉄博の入場券がセットになったもの。
まさに今回の旅にうってつけ。

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再び改札を通り、東北・上越北陸新幹線のホームに上がるとE5・E6系の連結したはやぶさ・こまちが停車中。

関西に住んでいると新幹線が連結しているところなんていうのはお目にかかれないので、親子共々興奮。

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この列車は全席指定で先のきっぷでは乗れないので、次に来た東北新幹線E2系やまびこに乗車。

座席について窓の外を見ると、最近運行を始めた上越新幹線使用のE7系が。

北陸新幹線のE7と違い、ピンクのラインの入ったE7を見る事ができて少し興奮。

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ピンクのラインのE7をホームに残し、発車してしまえば東京から25分であっという間に大宮着。

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大宮駅のホームに降りて、乗ってきたE2を見送る*2と、下り東京方面のホームに北海道のマークが側面に描かれたH5がやってくる

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それが発車したと思ったら今度は先ほど東京駅で見た上越新幹線のE7が到着。
更には北陸新幹線のE7も到着。

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次から次へとやってくる色とりどりの新幹線に子供は大興奮。
地元の東海道新幹線は700系、N700系N700Aと同じようなカラーリングの同じような車体しか観られないのに対し、この大宮駅は色んな車両が見られて飽きない。
大宮駅ヤバいな。

これはいつまででもここにいれるやつだけれど、いいかげん鉄博に向かわないとなので適当に切り上げてニューシャトルに乗る為新幹線の改札を出る。

 

大宮駅の構内を歩き、ニューシャトルの改札を通ると、丁度列車がやってきたところ。
バタバタと乗車すると、車内はこれから鉄博に向かうであろう家族連れで混雑。
そういえば、子供はゴムタイヤ車に乗るのは初めてか。そのへんの説明するの忘れていた。


3分の乗車で次の鉄道博物館駅で下車すれば、改札の外はもう鉄博へ続くプロムナード。
足元は時刻表をイメージした敷石、天井はダイヤ(スジ)をイメージした装飾。

このあたりのワクワク感があるアプローチは我が地元京都鉄道博物館には無いもので羨ましい。

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受付で先程のシンカリオン×てっぱくきっぷを入館券に引き換え、いよいよ鉄道博物館へ入場。
入っていきなり出迎えてくれたのは、先程東京駅で我々よりひと足早く発車し、超進化速度で大宮に先着したE5(イーファイブ)はやぶさ

早速子供を前に立たせて記念写真を撮ったりなどする。

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ここからは子供の写真を中心に撮ったので、あまりブログに使えそうな写真が少ないけれども順不同に載せていく。

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寝台車両にはマネキンの展示も。
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何か本を読んでいると思い、望遠レンズで寄ってみた。

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角本良平東海道新幹線

東海道新幹線 (中公新書 41)

東海道新幹線 (中公新書 41)

 

東海道新幹線の開発に携わった著者の、東海道新幹線開発物語のような著書。 

東海道新幹線の登場によってどんどん鉄道網の高速化が進み、相対的に寝台列車がどんどん廃止されていったと思うと、この本のチョイスは考えさせられるものがある。

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 0系。

私が子供の頃に読んだ絵本なんかには超特急というフレーズは普通に使われていた気がするけれど、いつの頃からかこの言葉もレトロな雰囲気を纏うようになった気がする。

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ひとしきり館内を見て回り、昼食は館内の売店で駅弁を買い、天気もいいので外で。
私はチキン弁当。

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シンカリオンでも「今を走り続けている伝統の味」と紹介された、昭和34年発売のロングセラー。
ちなみにチキン弁当は
日本レストランのものと

www.nre.co.jp

JR東海パッセンジャーズ

www.jr-cp.co.jp

の2種類があるのだけれど、こちらで買えるのは当然日本レストラン製。


卵の載ったチキンライスにから揚げと、子供が大好きそうな取り合わせだけど、大人も充分満足できる昔懐かしい味。

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一方子供は奥羽本線米沢駅の松川屋弁当店さん謹製、山形新幹線つばさ弁当

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www.yonezawaekiben.jp


数ある新幹線の中ではE3が好きという、なかなかシブい(?)好みの本人が迷わず選択。
こちらはザ・お子様ランチ的な内容で、美味しそうに食べてらした。

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食後も超進化研究所大宮支部・・・もとい鉄道博物館館内を見て回り、ミュージアムショップを覗いていたらもう帰らないといけない時間。

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奥さんとの待ち合わせ時間が迫ってきたので、バタバタと鉄道博物館を後に、ニューシャトルへ乗車。

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大宮駅で新幹線への乗り換え時間に余裕が無くなったので、楽しみにしていた駅構内の鉄道グッズショップ・レールヤードさんはまたの機会に。

twitter.com

 

ホームに上がり、丁度出発するE4系ときを見送り、次にやってきたのはE2・E3連結のやまびこ・つばさ号
子供が一番好きというE3に乗って一路東京駅へ。

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東京駅に到着し、まずはE3つばさの先頭車両を写真に撮って、奥さんとの待ち合わせ場所へ急ぐ。

 

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待ち合わせは勿論丸の内駅舎のドーム天井の下。
朝にサンライズで東京に着き、一日歩き回り、特に神保町の書泉グランデ6階*3で色々買ってホクホクの奥さんと合流し、外へ出て東京駅丸の内駅舎を見物。

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そういえば、長い工事が終わってこうやってスッキリした姿を眺めるのは私も初めてである。


東京駅丸の内駅舎といえば、シンカリオンでも何度となく登場した聖地。
そしてなんといっても東京駅中央迎撃システムに度肝を抜かれた・・・という事で、そのアングルで眺めるために向かいにある丸ビルの展望デッキにでも行こうかと思っていたのだけれど、3人共1日中歩き疲れて断念。

これもまたの機会に。

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最後は地下から、これまたシンカリオンの聖地たる銀の鈴を通って八重洲口へ。
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のぞみに乗って、旅の最後は最近公式化されたと話題の*4 #シンカンセンスゴイカタイアイス #シンカンセンスゴクカタイアイス で〆た

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*1:BOYS AND MEN「進化理論」(アニメ新幹線変形ロボシンカリオンテーマソング)より

*2:このあたり、乗ってきた列車を見送るのはここ数年欠かさず見ているテレビ番組「鉄道ひとり旅」の影響

*3:鉄道書籍が豊富なそのスジの聖地

*4:JR東日本の駅ポスターにこのハッシュタグが登場

MOA美術館 井上涼展でびじゅチューン!の世界に触れた

8月。

子供は絶賛夏休み中。


今年は親が長期の休みを取りづらかったので、日帰りで熱海へ行ってきた。
京都からひかりに乗り、途中の停車駅は名古屋、浜松、静岡。
熱海まで約2時間。

早い。


駅の改札を出ると足元には大きな広告。
今回の旅のお目当て、MOA美術館で開催中の「井上涼展 夏休み!BYOBUびじゅチュ館」。

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www.moaart.or.jp

 

NHK Eテレの子供向け美術番組「びじゅチューン!」とのコラボ企画展。

びじゅチューン!については、我が家は子供をはじめ家族全員ファンで、これまでも関連作品鑑賞や企画展に行ったりもしていた。

そういえば、昨年の夏休みも東京国立博物館びじゅチューン関連企画を見に行っていたのだけれど、このブログの下書きに書きかけで突っこんだままである。

 

今回は熱海という事で、慣れ親しんだる静岡の地・・・なのだけれど、熱海は乗り換えに使った事があるくらいでちゃんと降り立つのは初めて。


駅前からタクシーに乗り、駅の裏側の斜面のつづれ折りを登ること数分。
入館券を購入し、エスカレーターを何本も乗り継ぎ美術館へ。

このあたりのアプローチは徳島の大塚美術館を思い出させる。

 

MOA美術館の展示室は2階から1階へと見て回るような設計。
まずは2階の常設展の部屋に、いきなり国宝・色絵藤花文茶壺。
フラッシュを焚かなければ撮影してもいいとの事なので、有難く撮らせていただいた。

 その他の一般展示も姫路城、タジマハル、スフィンクス等の絵だったり、びじゅチューン!に関連があるものを意図的に出しているのだろうか、というラインナップ

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次に1階に降りると、ここからが本格的に井上涼展の展示。
入口には画面で流れるびじゅチューンの映像と、中毒性のある井上涼さん作の歌が流れ、それに見入る多くの子供連れ。

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そしていきなりの国宝・尾形光琳紅白梅図屏風
このMOA美術館所蔵の国宝・紅白梅図屏風は、例年梅の咲く2月前後にのみ公開されているので、2月というとなかなか熱海まで足を運べるタイミングも無く、今回初めて夏の時期に公開されたタイミングで我々も実物を見に足を運んだというもの。


尚、今回の井上涼展は会期8月27日まであるのだけれども、紅白梅図屏風の本物が展示されるのは8月18日までで、それ以降は複製が展示されるとの事。

これまた撮影可能との事なので、写真を撮りつつ肉眼でもじっくり鑑賞。

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こちらは紅白梅図屏風をモチーフに井上涼さんが描かれた新作屏風。

びじゅチューン!のキャラクターたちが色んな所に散りばめられ、子供は大喜び。

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次に、びじゅチューンで取り上げられた作品やその関連の展示。
特に良かったのが洛中洛外図屏風で、とても至近距離で見る事ができるので細部までじっくり観察する事ができた。
作品の横には絵の中に何が描かれているのかの説明もあって、祇園祭長刀鉾や船鉾・傘鉾などが今と変わらぬ姿で描かれているのがよく分かったり、色々と見所が多い。

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びじゅチューンの撮影で使われた小道具や、井上涼さんの新作映像など、見所沢山の展示を見た後はおひるごはん。

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美術館内の庭園の中にある二條新町 そばの坊さんでざる蕎麦を。
店の前に戸隠の文字があったので期待して入ったのだけれど、熱海でこんな美味しいお蕎麦が食べられるなんて、思いがけず嬉しくなるお蕎麦。
井上涼さんも美味いとツイートしていたけれど、美味しいそばって一言「美味い」って言い切りたくなるものがある。

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お腹を満たし、デザートは館内のカフェで展覧会コラボメニューのザパーンドプーン ソフトクリーム。
びじゅチューン!で取り上げられた葛飾北斎富嶽三十六景神奈川沖浪裏をイメージしたソフトクリームはなんとも爽やかな甘味であった。

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最後に美術館から見る熱海の海を目に焼き付ける。
どこまでも青く、綺麗。

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遠くに見えるは熱海城
ゴジラファンとしては昭和37年のキングコング対ゴジラの舞台として、いやがうえにも気持ちが高ぶる。

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熱海城は、観光客を集める目的で昭和34年に建てられた史実には無い城。ランドマーク。
建てられた3年後にゴジラに壊されているあたり、その時代時代のランドマークを破壊するゴジラ映画の歴史がゴジラシリーズ3作目にして早くも現れているのだと胸が熱くなる。

 


熱海城といえばもうひとつ、その城下にあるのが国内唯一となった秘宝館。
この旅の帰りに熱海駅で「秘宝館」と大きくロゴの入ったトートバックを下げた若い女性が彼氏を連れて歩いているのを見かけたけれど、今や若い人にはポップなカルチャースポットなのだろうか。知らんけど。

atami.i-ra.jp


かくいう私も、学生時代にサークル旅行で別府に行った時に、今は無き現地の秘宝館に男子大学生ばかりで連れ立って行った事を思い出す。
あの時の学生時代の淡い思い出と、単純に昭和的文化の名残を求めてここも一度は訪れてみたいもの。

www.atami-hihoukan.jp

 

話が脱線したが美術館を後に、帰りはバスで熱海駅へ戻る。
伊豆東海バスの路線バスは、つづれ折りの連続ヘアピンカーブを結構な速度で走る。
車内は満席で、通路に立って乗車していたので、カーブのたびにふんばって、足腰が鍛えられたというもの。

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 五月みどりの店」の文字が目を引く熱海駅

 

今回の旅は、JR東海ツアーズさんの往復日帰りプランを利用。
新幹線の往復と、選べる施設の利用券と、熱海市内のバス乗車券がついて、普通に新幹線の往復切符を買うより安いという、一体どういうシステムになっているのかよく分からない代物(多分旅行会社の団体扱い切符だからであろう。知らんけど)。


事前申し込みで乗車列車指定変更不可なので、少し時間が余ってしまった。
という訳で、駅前を少しだけ散策。


今や首都圏からの個人客やインバウンドの外国人観光客などで持ち直し、駅前は人で溢れているこの街だけれど、やはり昭和時代の遺構はまだまだ残っているようで、いやあ前から思っていたけれどここは一度じっくりカメラ片手に歩かないといけない。


伊豆から鎌倉へ向かう際に、毎回素通りするんだけれど、次は熱海を撮り歩いて夕陽の時間に鎌倉へ、という工程を組んでみようかとも思う。

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駅前を一回りし、最後は駅ビルで土産を物色。
石舟庵、間瀬、村の駅と、いつも中伊豆あたりで見慣れた店名や、東伊豆の煮付けが美味しい徳造丸など、並ぶ文字を眺めるとやはり熱海は伊豆だと改めて思わされる。
いや、地理的には神奈川の方が近いイメージがあるものでね、どうしても。


今回は村の駅で生わさびとしいたけを購入。
帰宅して巨大なしいたけをバターで焼いて、わさびをすりおろして醤油をたらして、まあ間違いなく美味いわこんなの。

 

美味いといえば、その日の夕食用に熱海駅で購入した駅弁。
東華軒の金目鯛西京焼弁当950円。
東華軒というのは小田原の駅弁屋さんのようだけれど、まあこの価格で肉厚の金目鯛が2切れ入っていて、味も濃厚で大満足。

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熱海、色々と良かったなぁ。
今度は気候のいい時にじっくり訪れてみたいものである

びじゅチューン!  DVD BOOK2
 
MOA美術館

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