京都右往左往

京都で彷徨っている

大津市坂本の春

例年になく早く咲いて早く散った印象の今年の桜。
満開のタイミングで今年初めて訪れたのは京都のお隣、大津市の坂本というところ。
比叡山の麓に広がるこの一帯は日吉大社を中心に比叡山延暦寺の関連寺院なども多く歴史のある街。
いつものように寺社の拝観が始まる前の静かな時間にカメラを持って散歩に向かいました。

 

観光駐車場に車を停め、まず向かったのは日吉東照宮
急で長い階段を上がると権現造りの本殿が現れます

 

満開の桜と眼下には大津の町並み、そして琵琶湖

 

 

日吉東照宮を後に、急な階段を恐る恐るおりてそのまま急な坂道をくだっていきます。
このあたり、背後から続く比叡山からの傾斜で結構な斜面

 

場所柄、比叡山延暦寺の関連の延暦寺学園の関連施設も点在。
学校施設に桜はつきもの

 

 

もちろん寺院も点在。
この時間、早くも京都の街中は混雑だろうなぁと思いながら、その喧騒とは真逆の静けさの中散策

 

日吉大社から降りてくる道路沿いの桜並木も見頃

 

 

 

 

日吉大社の前まで行って、車に戻りました

 

 

最後に明智光秀ゆかりの寺として有名な西教寺
以前中には入ったことがあるので今回は外から満開の桜を眺めただけ

 

とにかく、特に朝は同時期の京都に比べて嘘のように静かな大津市坂本。
今回は営業時間前だったので寄りませんでしたが門前の蕎麦も有名ですし、来年はさらにじっくり訪れたいところ

 

 

令和四年祇園祭後祭宵山

慌しくしている間に8月になってしまいました。

今更ながらの後祭の写真たち。

 

宵山散策は烏丸御池からスタートでまずは鈴鹿山。
というか後ろの新風館を久しぶりに写真に収めたい気分になったとう感じの写真

 

三条通を西に向かうと、これまでの宵山では見られなかった光景。
今年復活した鷹山が夕焼けの空をバックにそびえていました

 

御神体の見学も結構な賑わいで

 

新町を下がって八幡山へ。
鳩モチーフの授与品の可愛さといったら、ぷっくりぷっくり

 

祇園祭といえば、な不安定な空模様。
小雨がパラついたあとの夕焼け空

 

そのまま新町を下がっていきます

 

 

 

 

 

四条通を渡って大船鉾へ

 

引き返して今度は室町通を上っていきます。
永楽屋の店先の水あずきは売り切れていて残念

 

 

黒主山は周りの町並みにも山自体にも反射反射

 

 

 

 

最後は役行者

 

いつもは日が落ちて真っ暗になってからしか歩いた事が無かったですが、夕暮れのこのくらいの時間帯はやはりいいですね

 

 

 

令和四年祇園祭前祭宵山

一部の山や鉾は去年も建ちましたが、見た目の上ではほぼ例年通りの宵山は三年ぶり。
今年は家族連れで15日金曜日、宵々山の夕方から鉾町へ。

 

3年ぶりの歩行者天国で人出もものすごかったので、四条烏丸の南西エリアを散策。
このあたりは四条烏丸から離れれば離れるほど人通りもマシになってくるので、人混みを避けたい自分にとっては例年お決まりのコースだったりします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通り沿いの花屋さんが店先でヨーヨーつりの要領で花釣りをしていました。
映え写真が撮れますよと謳っていましたが、映え写真みたいなの普段撮らないからどう撮っていいのか分からない

 

 

 

 

 

結局前祭はこの日に散策したのみで山鉾巡行も神輿渡御も行かず。

感染者が増えてきたタイミングで外出を自粛したとも言えるし、単に出不精になっただけとも言えますが、後祭は復活する鷹山を見たいと家人も言っているのでまた家族で繰り出そうかなと思っているところ

 

 

 

マルサン書店仲見世店へ最後の訪問

正月以来約5ヵ月ぶりの沼津は駆け足で。

京都から始発の普通電車で米原米原からひかりで静岡、静岡から特急ふじかわで富士、富士から再び普通電車という、安さと速さを両方取ったような行程で午前9時過ぎに沼津着

 

駅前の仲見世商店街のアーケードを通ってやってきたのはマルサン書店仲見世店さん。

5月いっぱいで閉店するこのお店に訪問するにあたり、開店前のシャッターの姿も写真に収めたかったので可能な限り早く沼津に到着する行程を組んでみた

 

 

 

 

マルサン書店さんのシャッター・外観を撮影したあとは開店まで時間があったので仲見世商店街を更に進みます

 

 

やってきたのはマルサン書店さんより一足先に開店時間を迎えていたつじ写真館さん。
こちらでつじ写真館さん主催のフォトコンテストに応募

 

今回で6回目のこのフォトコンテスト、こちらのお店でプリントして応募する事が必要なので、沼津訪問のタイミングが合わないとなかなか参加できないのですが、久しぶりに応募することができました

 

 

応募を済ませ、初夏の陽気の中マルサン書店さんに戻ります。

 

アレなウイルスのせいで数年訪れていない間にアーケードが無くなった新仲見世商店街。
これはこれで開放的な感じになって、奥に見える仲見世商店街のアーケードが綺麗に見通せて個人的には好きな風景になった気がします

 

マルサン書店さんに戻ると丁度開店したところでした

 

元々3階まで売場があったお店ですが、数年前から段階的に縮小して現在売場は1階のみ。
昨今どこでも書店は厳しいという事は分かっていたので、どんどん売場面積がちいさくなるにつれ、こういう時が来る事を覚悟していた人も少なからずいたようです

 

 

前回私が訪問した時は3階まで売場がありましたが、子供を連れていたのもあってそんなに端から端まで見て回らなかった思い出

 

地味にこういう貼り紙に寂しさも増幅させられたり

 

2階にあがると、空っぽになった売場の前にラブライブサンシャインAqoursのスタンディが展示してありました

 

そしてスタンディの後ろには過去に沼津市とコラボしたものを中心としたAqoursのポスター達。
気がつけばポスターもかなりの数が作られたものですね

 

空っぽの本棚の上に掛かった「読書有真楽」。
ちょっと泣きそうになる光景ですけれども

 

マルサン書店仲見世店といえば、この昔ながらのエレベーターも見所

 

 

 

この先の予定もあるのに最後だからという事で6千円以上書籍を購入し外に出てきました

 

沼津生まれの宇佐美りん先生をお店を挙げて応援されていました

 

 

そんな感じで最後のマルサン書店仲見世店訪問。
正直自分自身にこの店自体への思い入れはそこまで無いにしても、良く通う街の地元の人に愛された書店が無くなるというのは本好き本屋好きとして居てもたってもいられず駆けつけた訳ですが、当日のツイートに軽く訪問した感想を書いた、店舗老朽化と再開発が直接の理由とはいえ、つくづく惜しまれる閉店だと思いました

 

 

マルサン書店さんを出て、仲見世商店街をあとに

 

沼津駅に戻り、慌しく次の目的地へ。


当初はこのまま沼津市内で1日ゆっくりしようと思っていたのですが、この数日前に急遽千葉の方へ行く用事ができてしまったので滞在わずか2時間の沼津訪問。
また近いうちに訪れられたらいいな

 

 

 

2020年2月の江ノ電沿線

毎年のように撮影に出かけていた鎌倉・江ノ電界隈。
前回行ったのが2020年2月、まだアレなウイルスの影響がここまで長期化すると思っている人も少なく、私もそんな一人だったと記憶しています。

今なら海外からの観光客もいなくて、静かな江ノ電沿線を訪れる事ができるんじゃないか、そんな安直な気持ちで京都からのぞみに乗った記録をやっと今頃書き出したのは、次の鎌倉訪問の予定が具体化してきたから。

という訳で2年前の静かだった江ノ電沿線の旅行記にお付き合いください。

 

訪れたのは2020年2月11日の祝日。
行く事を決めたのが直前だったので、いつも利用するEX早特やJR東海ツアーズなどの格安プランも利用できず、京都駅の券売機で新横浜まで自由席特急券を当日朝に買っての移動。

 

京都駅始発の6時14分発のぞみ200号自由席は今まで見たことが無いくらいガラガラ。
富士山の見えるE席に座ったものの、途中の名古屋駅で並びのA~D席に誰も乗ってこず、非常にゆったりとした旅路。

天気は快晴、車窓から見える富士山にも雲ひとつかかっていませんでした

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2時間かからず新横浜に到着。
横浜線のホームにあった立ち食いそばでサッと朝食を済ませ、横浜駅横須賀線に乗り換えて鎌倉には9時8分着。
途中通過した北鎌倉の駅もガラガラに見えました。

 

一旦JR鎌倉駅の西口改札を出て、江ノ電の切符売場で一日乗車券「のりおりくん」購入。
9時12分の江ノ電藤沢行、502F+21F編成の502号車に乗車。
鎌倉駅出発時は車内の座席がさらっと埋まる程度の乗客も、長谷・極楽寺と停車する度にどんどん人は降りていって、稲村ヶ崎を過ぎる頃には車内はガラガラになり、ロングシートの向こうに海が見渡せるように。

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以前このあたりを訪れた時に、

江ノ電の車内から車窓を撮る、という事を以前から一度やってみたいのだけれど、混雑する車内ではなかなか難しく実現した試しがない

と書いたのですが、期せずしてそれが実現した格好に

305f.hateblo.jp

 

車窓と空いた車内を堪能し、鎌倉高校前駅で下車。

スラムダンクの聖地として近年は観光客や外国人旅行客でごったがえしていた踏切がこの有様。

午前9時半という時間を考えても、にわかに信じがたい光景でありました。

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ここから徒歩で七里ヶ浜駅の方へ戻ってみます。

峰が原信号所で502Fと1101Fの離合。

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冬の澄んだ空気に富士山もクッキリ見えました。

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七里ヶ浜駐車場近くの定番撮影ポイントで江ノ電を撮影したところで、今度はまた鎌倉高校前方面に少し戻り、七里ヶ浜高校へ続く坂道のところで撮影。

日中ここで人も車も被らずに撮影ができたのはあまり記憶が無いかも

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ひとしきり江ノ電の撮影に満足したので134号線を渡って海岸へ。

と、丁度満ち潮で階段の下まで波が打ち寄せていたので砂浜に降りる事はできず。
海も富士山も相変わらず美しい

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七里ヶ浜の駅へ戻り、鎌倉行の江ノ電に乗車

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2駅先の極楽寺で降りて、トンネルを絡めて江ノ電を撮影

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そのまま極楽時坂切り通しを歩いて長谷方面へ。
御霊神社に久々に立ち寄りましたが、ここも人の姿はまばら。
このあと、聞く所によると境内の撮影が禁止になったそうで、こんな写真ももう撮れなくなったそうです

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境内の外からは大丈夫なので、次もこういうアングルで撮る事になるでしょうか

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御霊神社をあとに、長谷駅方面へ歩きます。

鎌倉大仏高徳院)へ向かう道も、この人の少なさ。
少ないというか、いないと言った方が正しいか。

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長谷駅から再び江ノ電藤沢行に乗車。

普段は買っても満員電車に乗るのを嫌って殆ど使わないのりおりくんを、ここぞとばかりに利用して行ったり来たり。

 

車窓から撮影した七里ヶ浜駐車場に行合橋、人も車も本当に少ない

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峰が原信号所の行き違いで305とすれ違い。

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江ノ島駅で下車

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江ノ島駅前のピコリーノは冬の装い。

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こののち、江ノ電自転車ニキ事件現場となり一躍有名になった龍口寺の前から路面電車区間腰越駅まで歩きます(それにしてもwikiページまであるのか 江ノ電自転車ニキ - Wikipedia )

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502F

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10F

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305F
これだけ車も人も被らず撮れたのは幸運でした。

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腰越駅まで一駅散歩。

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腰越からは先ほど歩いている時に撮った藤沢行305-1001の折り返し鎌倉行に乗車。

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終点鎌倉で降りて、段葛の方へ。
時間もあまり無いので望遠レンズで鶴岡八幡宮を遥拝。
丁度この旅の直前に大河ドラマ・鎌倉殿の13人の製作発表が行われたのですが、この頃はあまりドラマを見ない人間なので「また鎌倉に人が増えるな・・・」程度の感想しか無かったものです

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小町通は午後になって人出も増えてきましたけれど、それでも少なかった印象。

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定番だけど、やっぱり買ってしまう鳩サブレをお土産に買って、14時38分の横須賀線で帰宅の途に。

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朝に新横浜駅で立ち食いそばを食べて以降、結局飲まず食わずで歩き回り、昼食は帰りの新幹線でサンドイッチという有様。
折角鎌倉にいったんだからしらすとか海鮮とか食べたらいいものの、結局写真撮影に夢中になってしまった旅。

とにかく狙い通りに人の少ない江ノ電沿線を堪能できたのですが、これがこんなに長引くとは思いもせず。

次回訪れた時は人出も風景もどのように変わっているのか楽しみです

 

 

 

 

2022年京都・哲学の道で名残の桜

桜の記事もあと少し。

こうやってみると、時間が無いながらもなんだかんだいって沢山撮りに出かけていたようです。

 

この日は早朝から哲学の道へ。

もう桜はほぼ終わっていて普通にカメラ散歩のつもりでしたが、早速名残の桜を発見

 

疎水にかかる用水?の上に花筏

 

 

葉桜となった桜並木。

実は満開の哲学の道はまだ訪れたことが無かったりします。

来年は行けるといいな

 

 

法然院にも数年ぶりに立ち寄り

 

細い路地の奥に突然満開の桜が現れたりするから気が抜けない

 

 

 

 

先ほどの路地奥の桜に戻って真下から。

民家の庭先に、これは立派

 

 

2022年京都・祇園の夜桜

5月になったというのに桜の記事。

この日は夜一人でいつもの東山界隈へ。

昨年はそんなに遅い時間でなくても産寧坂は人が少なかったのですが、この日はカメラマンと観光客で一杯。

そういえば清水寺のライトアップをやっていたのをすっかり失念していました。

 

という事でカメラを出す事も無く引き返して人の少ない二年坂から円山公園

 

円山公園も結構な人出でしたが、ここは広いのでそんなにストレスも無く。

久しぶりに屋台も出て賑わっていました。

 

今年は地面にゴザをひいての花見は禁止だったようで、個人的にはその方が風情があってありがたいと思います

 

引き続いて祇園の巽橋へ

 

こちらは観光客の飲み屋帰りの酔客とタクシーなどなどで混雑

 

更に歩いて白川へ。

こちらの人出はそんなにでもなく。

でもこっちの桜の方がボリューム感はありますね

 

 

 

そんな感じで夜桜散歩でした